ムソウノカキオキ

管理人の好きなこと(アニメ、特撮、オモチャetc)についてつらつらと語っていくブログです。色々遅いですが、よろしければコメントなどもお気軽にどうぞ

fgoSS『某英霊のめちゃくちゃ男らしい瞬間~あるいは、とある微小特異点修正任務~』

たまには、『fate/grand order』のSSでもゆるーく書こうかと思い。
pixiv(https://www.pixiv.net/novel/preview.php#2)にもあげた二次創作小説をこちらにも置かせていただきます。
 唐突に、自分の好きなサーヴァントにはこんなオトコマエなところがあるんだよーと主張したい、そんな日もあるものです。
 舞台は『fate/grand order』第1部あたり。
 某サーヴァントの体験クエスト感覚で読んでいただければ。

続きを読む

変身ヒーローと名前の関係(前編)

 仮面ライダー、本郷猛
 ウルトラマン、ハヤタ隊員


 変身するスーパーヒーローというものは、その多くが変身すると名前も全く変わるものです。
 視聴者としてはすっかり『そういうもの』として受け入れられている感がありますが、振り返ってみると作品によってさまざまな付き合い方をしていることがわかります。
 そこで、今回は変身ヒーローと名前の関係を作品ごとに観ていきたいと思います。

 

・そもそもなぜヒーローの名前は『変身』するのか
 これは誰かがガイドラインを決めたことでもないので(ですよね?)、ハッキリしたことは言えませんが……
 おそらく、もともと『変身』が人間としての正体を隠すためのものだったためと思われます。
 古くは怪傑ゾロしかり、黄金バットしかり。
 スーパーマンバットマンの正体だって、秘密とされています。(少なくとも、作品世界においては)
 『変身』によって姿を変えて、名前も変えることで正体を隠し、本当の姿を知られることなく活躍する。
 しかし、ヒーローの在り方が多様化する中で、正体を隠さないヒーローも増えてきました。
 その結果、『変身すれば名前も変わる』という様式美が昔の名残として残っているのかもしれません。


ウルトラマン
 初代ウルトラマンの導入を見ると、なぜウルトラマンが二つの名前を持つのかわかりやすいです。
 宇宙を守るウルトラマンは、任務中に地球人のハヤタ隊員を誤って死なせてしまう。
 ハヤタの命を救うためにウルトラマンは彼と一体化。地球を守るために戦うのであった……
といった感じ。
 つまり、ウルトラマンとハヤタ隊員は全くの別人格であるわけです。
 この奇妙な関係性は劇中で必ずしも強調されていたワケではありませんが、シリーズを重ねるにつれてこうした関係はシリーズの個性として扱われるようになりました。
 たとえば、近年の『ウルトラマンタイガ』では主人公の青年と、一体化しているウルトラマン達がともに支えあい、成長するバディものとしての要素がありました。
 一方で、ウルトラマンがあまり自己主張をしない作品であっても、変身する力をくれた何か大きな存在として、変身する人間とは少し離れた存在として扱われていたように感じます。

 初代ウルトラマン以外にも、『ウルトラセブン』のようにウルトラマンが人間の姿に変装しているというパターンもあります。
 こちらはオーソドックスな正体隠しに近いですが、人間としての名前の方が偽名であり、変身後のウルトラマンの方がむしろ素顔である、というのがほかのヒーローものとは一線を画するところです。

 

仮面ライダー(昭和)編
 最初のライダー、仮面ライダー1号はオーソドックスな正体隠しのヒーローと言えます。
 彼はごく一部の人々を除いて、自分が仮面ライダーであることを隠しています。
 ただ、ライダーの特徴は敵に対して正体が丸分かりなところ。
 1号ライダーはそもそも、本郷青年が敵であるショッカーによって改造された存在。
 つまり、ショッカーは最初からライダーの正体をよくよく知っているワケです。
 バットマンやスーパーマンなどのアメコミヒーローが何で正体を隠しているかと言えば、その理由の一つは敵に正体がバレないため。
 しかし、ライダーが正体を隠す相手は、敵ではなく身の回りの人々。
 人間の姿で正体を隠している間だけは、本郷青年は自分が仮面ライダー=怪人たちと同じ異形の超人であることを忘れられる……というわけです。
 敵には正体が知られていて、味方には正体を隠さなくてはならない。
 この陰のある設定が、原作者の石ノ森章太郎先生の味なのかもしれません。
 まぁ、シリーズを重ねていくとそんなに正体を隠さない人とか、なんで正体を隠しているのかよくわからない人とかも出てくるのはご愛敬(笑)。

 

 ともあれ、初代のウルトラマン仮面ライダーという二大ヒーローが打ち出したのは、『ひとたび変身すれば無敵の超人、変身前はごく普通の若者』であるという格好良さ。ヒーローとはこういうものであると言うフォーマットであるとも言えます。

 もっとも、時代を経るにつれてそのフォーマットは多少の変化を迎えるわけですが……

 

 ちょっと長くなりそうなので今回はここまで。

 次回は、戦隊ヒーローと平成以降の仮面ライダーについて見ていきたいと思います。

>
 

fate grand order requiemコラボイベント簡単感想

f:id:fai2blst:20200603202748j:image

(fate/grand orderより)

シナリオを読んでエリセとボイジャーのコンビは是非とも揃えなければと思ったらこうなりました。万歳!

というわけで、スマートフォン向けゲーム「fate /grand order」、fate/Requiemコラボイベント「盤上遊戯黙示録」の簡単な感想、行きます。

 

今回のテーマはボードゲーム

FGOFate/Grand Order Duelを展開しているので、実はそう突飛なモチーフでもないんですよね。

もちろん、作中本当に別のゲームが始まるわけではないのですが、ボイジャーがサイコロを振る演出や、シナリオの前後でのフレーバーテキストめいた短い会話がそれらしい雰囲気を演出していたのが良かったです。

 

シナリオでは、プレイヤーの母性(父性)が始終くすぐられっぱなしでした。

幼い姿ながら導き手になろうとするボイジャーはもちろん、マスターとして後輩にあたる宇津見エリセも、暴走気味ながら1人で頑張っている姿がいじらしく、「助けてあげたい!」と思えました。あと、サーヴァントの露出ってすごいなと(苦笑)

無料公開されていた原作を読みながら進めた訳ですが、そちらでもシリアスな物語を背負っているエリセをカルデアはもう思い切り甘やかして可愛がりたいですね。本人にはウザがられそうですけど。

ユニット『虹色ドリーマー』のオタク感を突っ込んでみた話(アイドルマスターシンデレラガールズ)

 今回は久々に、ゲーム『アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ』のお話。
 世間サマでは登場アイドルの総選挙で沸き立っておりますが、僕はそことは関係なくやっとります。

 

 ただ、大沼くるみは良いぞとだけ。

 

 話を戻して、現在、ユニット『虹色ドリーマー』を組んでいる安部菜々、荒木比奈、神谷奈緒の3人のアイドルをメインにしたイベントが開催中。
 イベントコミュ(ストーリー)の中で可愛らしい姿を見せた3人ではある一方で『オタク』としての姿が結構バラバラだなーと感じたのも事実。
 なので、それぞれのオタクぶりを、彼女らのプロフィール等々と共にゆるーくひも解いて行こうと思います。

1.安部菜々
 年齢:永遠の17歳
 趣味:ウサミン星との交信
 以上のプロフィールはゲーム中より抜粋(以下同様)
 菜々さんは歌って踊れる声優アイドルとなるべく日々奮闘する姿がかわいい女性。(少女では無いとは言わない)
 大好きなアイドルのお仕事をしたい、声優やアニメの主題歌の仕事をしたいなど、『好きなことを仕事にしたい』と言うタイプのオタクであることがうかがえます。
 初のソロCD*1収録のボイスドラマは菜々が自分を声優として売り込みたいと言う意志がひしひしと感じられる内容となっておりました。ウサミンの声優さんのボイスサンプルですよねアレ
 また、元メイド喫茶のアルバイト店員であると言う設定もあり、キャラ設定としてもかつて……ええっと何年前だ?とにかくブームを生んだ『アキバ系』を意識した設定となっております。

 

2.荒木比奈
 年齢:20歳
 趣味:漫画描く
 漫画描く、とはずいぶん消極的なプロフィールですが、比奈先生は同人漫画を描くのが趣味のお姉さん。
 サブカルチャーに対してお仕事としても向き合う菜々さんに対してあくまで同人、つまりアマチュア、趣味として描いているのが違い。漫画家あるあるネタ担当ではありますが。
 今回のイベントコミュでも、(プロの漫画家になるための)賞に投稿しようとしたことも無いでは無いが上手くいかなかった……と言ったことが軽めに語られています。
 また、性格付けも当初は自称日蔭者、少々人見知り気味、などとなっており、菜々さんとは別ベクトルで”いかにも”なオタク的な性格付けとなっております。
 個人的には、今の人が『オタクキャラ』と聞いてパッと思い浮かべるのは菜々さんより比奈先生のようなタイプなんじゃないかなーと思ってます。
 そんな彼女が、イベントコミュで「好きなことを形にする楽しみ」を他の2人に伝える役割なワケですから、感慨深く感じた方も多かったのではないでしょうか。

 

3.神谷奈緒
 年齢:17歳
 趣味:アニメ観賞
 奈緒は現役女子高生3人のユニット*2『トライアドプリムス』のメンバーとしての活躍も印象的な少女。永遠じゃない方の17歳
 今回、奈緒がはっきりとオタクとして扱われたことに驚かれた方も多かったんじゃないかと思います。
 何しろ、『トライアド』のメンバーや(おそらく)友人達とファミレスで談笑したりウィンドウショッピングに興じたりと、いかにもイマドキの女の子な姿をエンジョイしている少女。
 一見して、菜々さんや比奈先生のようなオタクっぽさが分かりづらいタイプ。
 しかし、よくよく観てみると、サブカルチャーの中でのメイド像に詳しい様子を見せたり*3ツンデレと指摘されて「(アタシは)ツンがあってもデレなんかないだろ!?」*4と、「あ、オタクだわ」と納得する姿もまた多く。
 また、雑談の中で「トライアドプリティー♪」(魔法少女風)と冗談を言ったり*5、アニメ版*6 では友人とファストフード店に入ってアニメキャラ(?)のオマケを注文したりとアニメ好きなことをオープンに、と言うか普通のこととして受け入れていることが見られます。
 恥ずかしがりでよく人からからかわれる奈緒ですが、アニメがからかいの種に使われる様子はありません。(もちろん、他の2人に関しても)
 こうした奈緒の姿は、最近のオタクな若者の姿を鮮やかにとらえたように感じられます。
 漫画は子どもだけが読むもの、と言われた時代は幾星霜。若い人たちが当たり前にコンビニで漫画雑誌を買ったり、電車内でスマホでアニメを観たりと言った姿が当たり前に見ることができます。
 奈緒の姿はそうしたごく普通の若い人たち(の中でもややオタクより)の人たちの延長線上にあるように見えます。

 

 年齢だけでなく、オタクとしての方向性(世代?)は見事にバラバラな3人。
 『虹色ドリーマー』の良さは、そんな3人がサブカルチャーと言う共通言語で繋がっていると言うところだなぁと、今回のイベントでほっこりした次第でした。

*1:THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 018メルヘンデビュー!』

*2:大変に語弊のある言い方ですが敢えてこう言います

*3:漫画『シンデレラガールズ劇場

*4:シンデレラガールズ』内『1コマ劇場』

*5:漫画『シンデレラガールズ劇場

*6:2015年放送。名作

FGO第2部第5章 全体感想!

 遅ればせながら、fate/grand order 第2部第5章『星間都市山脈オリュンポス 神を撃ち落とす日』をクリアいたしましたので、ざざっと感想を書かせていただきます。

 いや、復刻イベントで経験値先生のシナリオライター力に再び驚く期間が始まっているので、本当に今更感がありますが!

 

(以下、ネタバレ注意)

続きを読む

FGO第2部第5章後編 序盤簡単感想

 先日、スマートフォンゲーム「fate/ grand order」メインシナリオ第2部第5章が配信されました。
 的にも先行きの見えづらいなか、「近日配信予定」と聞いて「いつになるんだろう……」という不安もありましたが、開発チームの神対応により鮮やかに払しょくされてなによりでした。

 

 そんな色々な意味で歯ごたえのある『Lostbelt No.5 星間都市山脈 オリンポス 神を撃ち落とす日』最序盤(第5節まで)の感想です。
(以下ネタバレ注意)

続きを読む

FGOバレンタインイベント『いみじかりしバレンタイン』簡単感想

 こんにちは。「いみじかりし」の意味をざっくり調べてみたら、現代語の「やばい」とそんなに変わらないことに戦慄しました。

 日本人の語彙、平安時代と変わらなさすぎか!

 というところで、今回のイベント感想を軽く書かせて頂きます。

続きを読む