スマホゲーム『fate/grand order』の新しいシナリオ、第1.5章『亜種特異点Ⅱ 伝承地底世界アガルタ』を先日クリアしました。
クリアと言っても、下手っぴなので途中から令呪(コンティニュー)に頼ったゴリ押しプレイですが(笑)
そんなワケで、今回は軽くネタバレ薄めのシナリオ感想などをば。
・お祭にノれた感
これはすごく私的なことなのですが今回、『FGO』で初めて実装直後にシナリオをプレイできました。
それまでは一足遅れてのプレイだったので、事前に登場キャラを知っていたり、多少ネタバレを知ってしまったりした上でのプレイでした。(それでもとっても楽しかったですけどね!)
しかし、今回は実装とほぼ同時にプレイできたので、ギリギリまで情報が隠されていたエルドラドのバーサーカーやレジスタンスのライダーの存在にビックリしたり、意外な演出にビックリしたり……と新シナリオの実装という『お祭』に他のプレイヤーさんたちと一緒にノれた感じがあって新しい楽しさがありました。
・第1.5章のテーマは悪?
Ⅰの『新宿幻霊事件』ではチンピラやヤクザなど多数の小悪党的なモブ悪人の登場が印象的でしたが、『アガルタの女』も多くのモブ悪人(?)が登場。
さらに、今回は虐げられる側の人間も出てくる(死んでいく)ため、よりモブ悪人たちの悪辣さが際立ちます。
こうしたことから、1.5章のテーマは人間の持つ悪、それもサーヴァントによくいる大悪人ではなく小悪党的な卑俗な悪がテーマなのかなぁとぼんやり考えたり。
ソレがどのような話に結実するのかは未だ見えませんが。
メタな話、マシュが直接登場しないからこそできた展開なのかもしれません。
と、言うのも第1章は(悪人もちょこちょこ登場しながらも)マシュ・キリエライトという少女が世界の美しさを学んでいく物語だと感じました。
そんな彼女の次の体験が悪と言うのは1章の後日談として台無しというか、マシュにとってもハードすぎる感もあります。
もちろん、1.5章でもモニター越しにサポートしていますが、実際に現地で体験するのとはまた感覚が違うように思います。
まぁ、そこまで大それたコトではなく、制作スタッフさんが「もうこれくらいの残酷描写解禁してもいいよね?」と思っただけかもしれませんが(笑)
・『アガルタの女』の本筋は王!
『伝承地底世界アガルタ』では地下世界にある4つの勢力をそれぞれ治める王のサーヴァント達が登場します。
それぞれがそれぞれのポリシーを持って勢力を治めていますが、決して手放しに良き治世とは言えず、同時に一定の理や正義もあります。
そうした王たちの姿を見て一人の少年(ぐだーずではなく)が成長していく……という王道な物語が、前述の極悪非道な描写と裏腹に展開していきます。
4勢力(国家)のバラエティ豊かな姿も過不足無く描写されているのも個人的には楽しかったです。
正直、最初アガルタは四つ巴状態にあると聞いて、4勢力を描写しきれるのかなと思いましたが、中々どうしてそれぞれ印象的で、ちょっとした海外旅行の気分が味わえました(危険地帯)。
・真名に関する知識があればあるほど楽しめる展開
今回のストーリーの中には各新サーヴァント(の真名)についての知識があればニヤリとできるようなネタがストーリーに組み込まれていたのも楽しかったですね。
たとえば、4勢力の一つ『イース』についてシナリオをプレイしてから調べたのですが、「あれはこういうことだったのか!」といった驚きがありました。
・今後の登場が楽しみな新サーヴァント達
今回の新登場したサーヴァントたちは、他のキャラクター達との関係が魅力的な、あるいは魅力になりそうなキャラが多かったように感じられます。
縁者がサーヴァントとして登場しているあのサーヴァントや、意外なキャラと交流したあのサーヴァントなど。
今後のイベントシナリオなどで再登場した時にどのような会話が繰り広げられるか楽しみです。
……それにしても、現在アニメで大活躍する予定の彼、■■が2人も登場している『FGO』にもしも登場することになったら大変だろうなぁ(笑)。