ムソウノカキオキ

管理人の好きなこと(アニメ、特撮、オモチャetc)についてつらつらと語っていくブログです

平成仮面ライダー夏映画つれづれ語りPART.1『劇場版仮面ライダーアギト PROJECT G4』

 今回の話題は、2001年に公開された映画『劇場版 仮面ライダーアギト PROJECT G4』。
 平成ライダー第2作『仮面ライダーアギト』の劇場版にして、平成仮面ライダー夏映画の第1作です。

 

かんたんなあらすじ:
自衛隊の深海理沙(演:小沢真珠)は、警察に封印されていた超兵器G4を奪う。
G4を復活させた深海は、超能力者の力でG4を更に強化しようとしていた。
一方、町では怪人アントロードの大群が超能力者を狙って暴れていた……。

 

TVシリーズとの関係:ゆるやか

 

 TALK
 今回語りたいのは、『劇場版仮面ライダーアギト PROJECT G4』。
 当時のスーパー戦隊ガオレンジャー』と併映された、記念すべき夏映画第1段となります。
 基本的にはTVシリーズの番外編として観て問題のないストーリーとなっていますが、主人公の家にピアノが来る等、TVシリーズとは細かな違いがあります。

 

 本作に登場する新しいライダー、仮面ライダーG4は黒い仮面ライダーG3-X(仮面ライダーG3)とも言うべき存在。
 ヒーローによく似た黒いライバルが登場する、と言うのはヒーロー作品では王道とも言えますが、作品の顔役である仮面ライダーアギトではなくG3-Xである所がヒネってます。
 そして、この作品の軸もアギトではなく、仮面ライダーG3-Xに変身(装着)する刑事の氷川誠(演:要潤)とG4=水城史郎(演:唐渡亮)との関係にあります。
 水城が完全な悪人では無いので、簡単に”対決”、”対立”と呼べるような関係では無いのがこの2人の不思議さなワケですが。
 
 さらにこの作品のユニークなポイントは、氷川サイドを軸としつつも、アギト=津上翔一(演:賀集利樹)とギルス=葦原涼(演:友井雄亮)もそれぞれの立場から関わっていくと言う群像劇テイストです。
 TVシリーズ仮面ライダーアギト』では『あかつき号事件』と言う出来事を軸に各ライダーが関わっていくのですが、今回はその代わりにG4があるわけですね。
 この群像劇ぶりを象徴するのは、映画だからといって3人ライダーの揃い踏みが無いと言う点でしょう。
 いえ、クライマックスの大混戦で同じ画面の中で3人が戦っているシーンはあります。しかし、3人揃って決めポーズをしたり、コンビネーション攻撃をしたりと言ったシーンが皆無なのです。
 基本的にはそれぞれの事情から別々に決戦の場に訪れているためなんですね。
 多分、ギルスが同じところで戦っていたことを他の2人は知らないんじゃ無いでしょうか。
 このように、ほとんどバラバラな事情で活動している3人が同じ戦いに対処することになると言うのがこの作品、ひいては公開時点のTV『仮面ライダーアギト』の面白さであると言えるでしょう。
 では、3人ライダーは永遠に力を合わせないのかというと……それはTVを観てのお楽しみと言うことで。

 

 一方、ヒーロー映画としてユニークな点は、”強い戦闘員”が登場する点です。
 このアントロード(アリ怪人)のフェルミカ・ペデスは戦闘員、と言うよりも同じ個体がたくさんいる怪人と言ったほうが厳密には正しい存在。
 なので、ライダーとフェルミカ・ペデスが、普通の怪人と同様、一対一で戦うシーンもあります。(しかも強い!)
 こんなのがクライマックスで群れをなして襲ってくるわけですから、非常に緊迫感のある映像が出来ています。
 戦闘員と言えば”弱い”と言うのが常識ですが、その常識を安々と食い破るフェルミカ・ペデスの存在にはスクリーンの前で驚かされました。直前まで観ていた『ガオレンジャー』の愛すべき戦闘員とのギャップよ!
 しかも、動きがどこかユラユラとおどろおどろしい場面もあり、まるでゾンビ映画のゾンビ……と言うかまんまゾンビなシーンもありました。実際、人間を貪り食う場面もありますし。(直接描写は無し)
 善と悪の戦い、と言うよりも人間の不用意な行いがゾンビめいた怪人を呼び寄せてしまう、と言う流れもあるので、ヒーロー映画よりもホラー映画に馴染みのある方の方が入りやすい部分もあるかもしれません。

 

 もちろん、ヒーロー映画としての見所も十分。
 大きな目玉としては、アギトとギルスの最強形態がTVシリーズよりも先行登場することです。
 しかし、アギト・シャイニングフォームが大々的に宣伝されていたのに対し、最強のギルス=エクシードギルスの存在は公開前に徹底して秘匿されており、エクシードギルスのサプライズ登場には公開当時映画館で驚きました。
 これは、インターネット上でのネタバレの伝達スピードが現在ほど早く無かったこと以上に、エクシードギルスがオモチャの展開とは離れたところに居たキャラクターであったことが大きいのでしょう。
 ライダー映画でここまで成功したサプライズは、エクシードギルスと劇場版『555』くらいなものなのでは無いでしょうか。

 ともあれ、『劇場だけの新ライダー』『戦闘員の登場』『ライダーの最強形態先行登場』と言った要素は、以降の夏映画でも数年に渡り引き継がれていくことになります。
 TVシリーズ仮面ライダーアギト』と言う作品は、『クウガ』を踏まえ、2話完結形式、物語の縦軸にウェイトを置いた大河ドラマ形式、複数のライダーの多彩な関係性、などなど後に続く平成ライダーシリーズの基本フォーマットを確立した作品。
 奇しくも、夏映画の基本フォーマットもまた、『アギト』によって確立された訳ですね。
 もっとも、あくまでフォーマットはフォーマットであり、以降の作品が『アギトみたいな番組』、『アギトみたいな映画』だったかと言えば、そんなことは全く無いワケですが。

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