熱く激しい『ウルトラマンジード』が完結し、1月からは『ウルトラマンオーブ THE CHRONICLE』放送開始記念!という事で、今回はウルトラマンオーブの変身アイテムのおもちゃ『DXオーブリング』のお話をば。
・ウルトラマンオーブ&オーブリングについて
ウルトラマンオーブは、2016年7月から12月まで活躍したヒーロー。*1
そのウルトラマンオーブが変身するのに使うのがオーブリング。
この不思議なアイテムに歴代ウルトラマンの力を秘めたカードをかざすことで、宇宙から来た風来坊クレナイ・ガイことウルトラマンオーブは様々な姿にフュージョンアップ=変身することができます。
・おもちゃについて
今回お話するのは、放送当時に発売された『DXオーブリング』。
オーブリング本体の他に4枚のカードが付属します。これにより、2つの姿のオーブへの変身遊びが可能。
現在発売中の『DXオーブリング スペシャルセット』はさらにカードが4枚追加され、計8枚に。これは放送当時、別売りにされていたもので、これによって4形態のウルトラマンオーブに変身遊びが可能となっています。
・デザインについて
グリップ、カードリーダー、発光ポイントのリングを備えている都合もあって全長約24cmと中々のボリューム。
恐らくはウルトラマンの変身アイテムとしては最大級の大きさではないでしょうか。
スティック型など、比較的小型なイメージのあるウルトラマンの変身アイテムとしてはちょっと異例。
デザインとしてはウルトラマンのデザインを落とし込んだようなディテールや青白いリングが、何かの祭具のような神々しさを感じさせます。
発光の美しさもあって、まさに宇宙の神秘的なアイテムといった雰囲気でまとまっています。
リングの根本を見るとコードがチラ見するのはご愛嬌。
・カードについて
本商品に付属しているカードは正式名『ウルトラフュージョンカード』。
全国で展開しているアーケードゲーム(実質)『データカードダス ウルトラマン フュージョンファイト!』でも使うことができます。
しかし、注意点として、オーブリングのカードでゲームを遊ぶことは出来ますが、逆に現在ゲーム機から手に入るカードでオーブリングを遊ぶことはできない仕様になっています。
なぜなら、オーブリングは付属版カードのNFCチップをスキャンする形になっているため。
現在の『フュージョンファイト』のカードはチップが入っていないんですね。
そして、放送当時はチップが入ったカードはレア扱いでその効果は……ああ、語りだすとややこしい!
・遊びについて
電源スイッチをオンにすると待機状態に。
何やら神秘的な音楽が鳴っている間にリング型のパーツの真下に当たるリーダーにカードをかざすことで本体が反応。
カードをかざす時は基本的にリングの間を通す形になるので、スキャンしやすくなっています。
特定の組み合わせの2枚*2をかざしたら準備完了。
最後に、側面のグリップを引いてサイドのウイングが展開!と言うのが基本的な流れ。
このサイド部、重量こそさほどでは無いものの、中々にボリュームがあるので、展開すると迫力があります。
展開と共に、カードの組み合わせに応じて発光・サウンドが発動。
ウルトラマンとウルトラマンティガのカードの組み合わせなら、「フュージョンアップ!ウルトラマンオーブ スペシウムゼペリオン」と言う天の声と共にファンファーレ調の変身サウンドが発動。
リングが青・黄の後、紫に光り輝きます。
光る部分が大きいだけあってインパクトも抜群。
もう一度トリガーを引くと、「スペリオン光線!」と言う声と共に必殺技が発動。番組では必殺技にこのような描写はないので、この辺は玩具オリジナルな所ですね。
別のカードで同様に
「ウルトラマンタロウ!ウルトラマンメビウス!フュージョンアップ!ウルトラマンオーブ バーンマイト」「ストビュームダイナマイト!」
「ウルトラマンジャック!ウルトラマンゼロ!フュージョンアップ!ウルトラマンオーブ ハリケーンスラッシュ」「オーブスラッガーショット!」
「ゾフィー!ウルトラマンベリアル!フュージョンアップ!ウルトラマンオーブ サンダーブレスター」「ゼットシウム光線!」
カード一枚ずつでも遊べますし、何のカードも無しにトリガーを引くとスペシウムゼペリオンのファンファーレが鳴ります。*3
遊びのお手軽さとプレイバリューの両方がアップしているカンジですね。
注意点としては、変身サウンドが鳴るか、必殺技が鳴るかはウイングの開閉によって区別されること。
一回遊んで、また別の変身がしたい時には一回一回ウイングを閉じなくてはいけないんですね。
ここは番組では無いのでちょっぴり難儀なところ。
とはいえ、ウイングが展開する手応えは是非体験して欲しいところです。
・次作『DXジードライザー』(ウルトラマンジード)とについて
『ウルトラマンジード』に触れた方はお察しのことと思いますが、オーブリングはウルトラマンジードのジードライザーと似たシステムのおもちゃとなっています。
両方購入してみると、翌年のジードライザーの方がより遊びやすくなっていると感じるところもあれば、オーブリングならではの良さもあったりして(逆もまた然り)、遊び比べてみると中々面白かったりします。
・さいごに
色々と難癖をつけましたが、神々しく輝くリング、それとマッチした天の声、カードの組み合わせによる多彩な遊びと、実際大変魅力的なオモチャです。
何より、番組での使われ方が印象的。
「ウルトラマンさん、ティガさん。光の力、お借りします!」と言う決め台詞と共に変身するシーンは一度観たら忘れられません。
3月公開の劇場版『ウルトラマンジード』でも活躍するらしいウルトラマンオーブ。
毎週のテレビや、映画館の大音響で響く「お借りします!」に子どもたちが夢中になる日も近い……はず!