ムソウノカキオキ

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fate/extra Last Encore第5話 にわ感想メモ

 先週に引き続き、メモ形式で感想を書かせていただきます。

 

 エピソードは、ダン・ブラックモアの意外な過去・正体からはじまる。 

 

 999年前の対戦相手は白野?しかし、そのサーヴァントは宙を舞う剣を使うセイバー=鈴鹿御前のようだ。彼女は原作ゲームではチョイスできない(登場しない)サーヴァント。

 

 桜、回想ながら再登場。過去の聖杯戦争では、現在とは全く異なる役回りを与えられたキャラクターだったようだ。原作ゲームと同様?

 

  死んだハズのブラックモアの『復活』。しかし、彼が今際の際に得た満足や悟り(「意志の質が~」/「今度こそムーンセルは私を勝者として迎え入れるはずだ」)が残っている様子はない。ムーンセルは人間の感情を理解できないという話もあるので、彼は『ブラックモアを真似たムーンセルのバグ』と解釈するのが妥当。無情な見方ではあるが……。

 

 999年の月日を経て何らかの形で変性してしまったマスターの姿が物語の主題なのだろうか。対するサーヴァントは(少なくとも心のあり方は)変性しない存在という対比か。まだ見ぬマスター達はどうなっているのだろうか。せめて『FGO』の癒やし枠、ナーザリーライムのチームは無垢な少女でいて欲しいが……

 

 『FGO』の出張組、アサシン・風魔小太郎くんの目隠れビジュアルが、モブサーヴァントとしていい仕事をしている。ゲリラ戦なら彼もロビンフッドに負けないと思うのだが。やはりマスターの能力差は大きいということか。

 

 チェスの駒を使っての作戦会議。使う駒についてセイバーからツッコミが入るが、チェスのルールとは関係なく本当に格好つけなのね。

 

 ブラックモア、ロビンフッドタッグとの決戦。情報量が多すぎて初見ではイマイチ分かりづらい。また、終盤はロビン、ブラックモア、ハクノ組と視点が次々と切り替わるので感情移入が忙しなくなるところが残念。

 

 「違う」。ここは声に出して欲しかった。モノローグで終わらせず、己が意志を高らかに叫んで欲しかった。とはいえ、岸浪ハクノが確固たる意志を叫ぶのはまだ早いということか。彼の心は、きっと見た目ほど成熟していないのだろう。

 

 「動けるか」、「戦えるか」。当然のように最後まで戦うことを選ぶ。危うささえ感じさせる意志。二人共ある意味似た者同士?

 

 デッドフェイス本格描写。サーヴァントに近いレベルの高速起動。実に『虎よ(アンフェル)~』感がある。

 時計塔の射撃がフェイクなのは分かったが、鐘の音が跳弾によるものだとは公式サイトを観るまでは分からなんだ。

 ラニの力を借りつつ時計塔を上がり、最後のトラップにかかったフリをしたハクノが逆にブラックモアを狙撃した、といった流れ?土壇場のこととはいえ、結構ギリギリな作戦。

 

 ロビンフッドとの戦いもまた肉を切らせて骨を断つギリギリの戦い。血ごと毒を抜き、ロビンを切り伏せるセイバー。ロビンの言うように戦闘不能モノだが、彼女には『三度、落陽を迎えても』=回数限定の復活スキルがある。真名隠しとスキルを活かした見事な勝利。

 

 どちらも戦闘シーン自体は短いものの、エピソード全体のスピード感と画の美麗さが素晴らしかったので、満足感は高い。

 

 ラニ退場。「一度でも一緒に上がりたいと言ったか!?」ハッとさせられる一言。セイバーの優れた人間観察力の発露。生きたいと願うのは人として当たり前と思ってしまっていしまいがち。しかしラニの覚悟は生存欲求を超えたところにあった。贅沢を言えば彼女の活躍をもっと見たかった感はある。一流の悲劇よりも三流の喜劇をみたいのが人情。

 

 凛登場。やはり峰不二子めいた雰囲気。ラニのことを知るのはなぜか?やはり、概ねの部分では原作ゲームにあった出来事が起こったということなのか。