ムソウノカキオキ

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『仮面ライダー4-1号』感想

 仮面ライダーファン大注目の舞台『仮面ライダー4-1号』を体験して参りましたので、感想を書かせていただこうと思います。いえ、この夢のような作品を僕の筆で伝えきれるかはわかりませんが……。

 

・あらすじ

 東映企画の『仮面ライダーシリーズ オフィシャルアニバーサリーパーティー』に招待された”あなた”。パーティー会場には藤岡弘、氏や荒木しげる氏を始めとするシリーズ関係者が数多く出席していた。しかし、パーティーで何が行われるのか誰ひとり知らない。

 皆が不思議に思う中、仮面ライダーシリーズの原作者にしてこのパーティーの主催者である石ノ森章太郎先生から新作『仮面ライダー 4-1号』が発表される。

 しかしそれは、会場を襲う大事件の始まりだった……。

 (公式サイトより)

 

 

・感想

 シリーズ関係者が本人役で出演するメタフィクションであり、群像劇であり、アクションもあり、ミステリであり、サスペンスでもあり、それでいてきちんと『仮面ライダー』であるという不思議な作品でした。

 

 メタフィクションではあるものの、敢えて本人とは異なった役柄になっていることが面白い。でも、本当に改造人間だった藤岡弘、さんや本当に神様だった佐野岳さんというのはもしかして……と思われるところもあります。

 

 今回は劇場ではなく、本当にパーティー会場を貸し切って上演されたため、舞台と客席の境がなく、(役を演じている最中ではあるものの)実際にファンと関係者との交流イベントとしての部分がありました。まぁ、代わりにアクションシーンに観客がガチで巻き込まれる羽目になりましたが。いやぁ、次郎さんの蹴りをこの身に受ける日がこようとは(笑)

 ですが、途中から現実と舞台との境目がなんだか良くわからないことに……。

 

 ファンとして嬉しかったのは、近年表に出なくなっていた荒木しげるさん、納谷悟朗さん、潮健児さんと言った方々もこの舞台のために戻ってきてくださったこと。潮さんは大杉漣さんとの共演シーンも多く、新旧地獄大使の揃い踏みという貴重なモノを生で見れました。

 もちろん、原作者の石ノ森章太郎先生も出演。出番こそ少ないものの、全ての黒幕かと思わせて『ホンモノのショッカー』に拐われるという本作のサスペンスフルな部分を象徴する重要な役でした。

 

 ストーリーはどんでん返しに次ぐどんでん返し、裏切りに次ぐ裏切りで、まるで自分の身に起こっているかのようにハラハラしました。

 いや、先述の『蹴り』の話では無いですが、本当に自分の身に起こっていると言っても過言ではなく、観客もキャストの一員になっているようでした。

 『ホンモノのショッカー』の皆さん、自分が触ろうとしたらスパっときましたものね、こう、スパっと(笑)

 

 ショッカーだけでなく、さまざまな『ホンモノ』を体験できた舞台ではありましたが、一番のハイライトは変身ベルトを装着し、キャストと観客が全員で「変身!」と叫んだあの瞬間でしょう。ベルトはあの戦いで壊れてしまいましたが(という設定……?)、ホンモノのキャストが変身したライダーの隣に並び立つことができたのは代えがたい経験でした。

 

 なんにせよ、これほど豪華なキャスト・展開ができたのは4月1日という特別な日の一回限りだからこそできたことなのでしょうね。

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