先日、新しいウルトラマン「ウルトラマンR/B(ルーブ)」の情報が解禁されました。
そこで、今回は「R/B」でも大きな鍵を握りそうな、近年活躍したウルトラマン、通称「ニュージェネレーションヒーローズ」を振り返ってみようと思います。
ちいさなおともだちへ、むずかしい文字(もじ)はおとうさんやおかあさんに教(おし)えてもらおう!そして、新(あたら)しいヒーローをみんなで応援(おうえん)しよう!
・番外:ウルトラマンゼロ
”若き最強戦士”
概要:ニュージェネレーションヒーローズの先輩ウルトラマン。
かつて活躍したウルトラセブンの息子で、父親から受け継いだ力と、宇宙拳法で戦う。
戦いの中で様々なパワーアップを果たし、『ウルティメイトフォースゼロ』という頼もしい仲間たちを得て成長し続けている。
悪のウルトラマン、ウルトラマンベリアルは宿命のライバルであり、宇宙を超えて何度も激闘を繰り広げた。
変身アイテム『ウルトラゼロアイ』で、さまざまな人々がウルトラマンゼロに変身した。
過去全てのニュージェネレーションヒーローと共に戦ったことがあり、特にウルトラマンジードとは力を合わせてベリアルと戦った。
熱い心と勇気、そしてノリの良さを持つみんなのお兄さん的なウルトラマンでもあるんだ。
主な必殺技はワイドゼロショット。
『R/B』では……?:詳細不明ではあるものの、その特殊な力や、過去に他のヒーロー達と共演した経緯から、新しいウルトラマン達の危機に俺に限界はねぇ!とばかりにやってくる……ことが期待されます。
ちょっとディープな話:2009年の『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』でデビュー、以降様々な媒体で活躍し、ニュージェネレーションヒーローズ誕生までの間ウルトラマンシリーズを牽引し続けたヒーロー、それがウルトラマンゼロです。
父親のウルトラセブンを今風(若者風?)にアレンジしたようなルックスが特徴的です。
特定のテレビシリーズを持たないものの、映画にショーにオリジナルビデオにとさまざまな舞台で活躍を繰り広げました。シリーズとして特筆すべき点は、テレビ番組『ウルトラマン列伝』のナビゲーター役を務めたこと。この『ウルトラマン列伝』の放送枠はニュージェネレーションヒーローズのシリーズにも引き継がれ、現在のシリーズを作った功労者と言っても過言ではありません。
先述の通り、特定のTVシリーズを持たないゼロですが、『ウルトラマンジード』の番組内では新ヒーローのジードと共に戦う存在としてレギュラー出演を果たしました。
・ウルトラマンギンガ
銀河の果て、光を求めて
概要 :ウルトラマンギンガは、未来からきた未知の戦士!全身のクリスタルを光らせて、様々な技を放つ半端じゃないパワーの持ち主だ。
冒険心にあふれた若者、礼堂ヒカルがギンガスパークとスパークドール(ウルトラマンギンガ)の力で変身=ウルトライブするんだ。
ギンガスパークは、他のスパークドールズの力で様々な怪獣やウルトラマンにも変身できる。
仲間たちと力を合わせて、闇の巨人ダークルギエルの脅威と戦った。
主な必殺技は、青く輝く光線ギンガクロスシュート。
『R/B』では……?:主役の1人、ウルトラマンブルが変身に使う、水属性の『ルーブクリスタル』に描かれているウルトラマン。どうやら、主人公たちに力を授ける(?)存在になりそうです。キャラクターとして直接登場するかはわかりませんが、ウルトラマンブルの変身・必殺技などの重要なシーンでその姿が見えるのではないかと期待されます。
ちょっとディープな話:主に過去のシリーズの再放送を行う『ウルトラマン列伝』内で放送という、少々変則的な形で世に出たウルトラマンギンガ。数エピソードごとにインターバルを挟むことで、続編の『ウルトラマンギンガS』を含めて全27話が2013年から2014年末までという長期間に渡って展開されたことも、日本のテレビ作品としては珍しいポイント。
また、リニューアルした、ウルトラシリーズのソフビ人形を盛り上げる目的か、本作から『ウルトラマンX(エックス)』までは、変身に人形=スパークドールズが関わっていることも特徴的です。
ギンガは今風な、まるでアーマーを纏っているようにも、硬い皮膚とクリスタルの組み合わせのようなそれまでにないビジュアルが特徴的でした。この”ギンガ”から設定名『インナースペース』と呼ばれる、ウルトラマンの”中の人”の様子がまるでロボットアニメのコックピットのような映像としてハッキリと出るようになったこともポイントでしょう。
ウルトラマンビクトリー
輝くビクトリー for glory!
概要:ギンガと共に悪と戦った黒いウルトラマン。
地底から来た青年ショウが変身=ウルトライブする。
スパークドール(ウルトラマンビクトリー)をビクトリーランサーにかざして変身完了。
怪獣の力で戦うウルトランスという力でパワフルなファイトスタイルを見せる。
主な必殺技はV字を描いてから放つビクトリウムシュート。
『R/B』では……?:ギンガの相棒という重要な位置にいるウルトラマン。また、先述の通り『大地』を象徴するウルトラマンでもあります。現在では詳細不明ですが、ギンガ同様重要な存在になるのではないかと期待されます。
ちょっとディープな話:前作『ウルトラマンギンガ』からさまざまな面でスケールアップした続編『ウルトラマンギンガS』。その中に、ギンガの相棒として登場したウルトラマン。そのため、特定の冠番組を持っていませんでした。(後に『ウルトラファイトビクトリー』と言うミニシリーズが制作)
彼の存在によってギンガが前作11話にして先輩ウルトラマン的な立ち位置(?)になったことも特徴と言えば特徴。
ビジュアルとしては黒をベースとしたカラーと海賊帽のような独特の頭部というちょいワル?な雰囲気が特徴。正統派ヒーローらしいギンガとの対比が美しいコンビです。
ウルトラマンエックス
君と僕の絆、ウルトラマンX!
概要:防衛チームXioの大空大地隊員が変身=ユナイトする。
体をデータ化することができるサイバーなウルトラマンだ。
スパークドール(ウルトラマンエックス)とエクスデバイザーが変身アイテム。
さらに、Xioの作ったサイバーカードのデータをで様々なアーマーを装着して戦うこともできる。
怪獣との共存という夢を叶えるために戦い続ける。
主な必殺技は怪獣をスパークドールにするザナディウム光線。
『R/B』では……?:目下詳細不明。ですが、ニュージェネレーションヒーローズの一角であり、サイバーウルトラマンというバツグンの個性の持ち主であることから(ルーブクリスタルとして?)何らかの活躍が期待されます。
ちょっとディープな話:前作『ギンガS』以上に防衛チームとの連携を強く押し出した『ウルトラマンX(エックス)』では、チームの作ったアイテム(サイバーカード)でウルトラマンが強化されるという新しい試みが特徴。
ウルトラマン自身も、饒舌なエックスと常識人な大地のコンビネーションと言った風で、人とウルトラマン、人と怪獣、人と人と言った”繋がり”が強く押し出された作品となりました。
エックスのビジュアルとしては今までになくメカニカルな印象ですが、素の状態では決してゴテゴテしすぎていないことが特徴。ヘッドホンをつけたような両サイドがポイントですね。
概要:オーブリングに2(~3)枚のウルトラマンカードをかざすことで様々な姿に変身=フュージョンアップするウルトラマン。
変身するのは宇宙から来た風来坊クレナイガイ。ライバルのジャクラスジャグラーと激闘を繰り広げた。
主な必殺技はスペリオン光線。
『R/B』では……?:目下詳細不明。しかし、物語の展開に大きく関わってくるのではという噂も……?いずれにせよ、物語に新たな風を吹かせる存在になりそうです。
ちょっとディープな話:本作から『ウルトラマン列伝』ではなく独立した番組として放映されるようになったテレビ番組『ウルトラマンオーブ』。
そうした事情からか、インターバルをほぼ挟まず1話から最終話が放送されるという、オーソドックスな流れに戻りました。
前作以上に縦軸となるストーリーが強く押し出された構成も特徴で、これは次作『ウルトラマンジード』にも引き継がれました。
本作からは、新たにスタートしたアーケードゲーム『ウルトラマンフュージョンファイト』を盛り上げる目的からか、このゲームで使えるアイテムが変身に使われるようになりました(オーブはカード、ジードはカプセル)。
ウルトラマンオーブは、歴代ウルトラマンの力で戦うという奇抜な設定ながら、オーソドックスな、あるいは昔ながらのウルトラマンと言った風なビジュアル。
キャラクターとしても、風来坊、因縁のライバル、夕焼けをバックに去っていく……とどこかレトロな雰囲気が異彩を放ちます。
ウルトラマンジード
概要:ジードライザーとウルトラカプセルで多彩な姿に変身=フュージョンライズするウルトラマン。
変身するのは、悪のウルトラマンベリアルの息子である朝倉リク。
変身後の荒々しい姿とは対照的にまっすぐな正義の心で悪の息子として生まれた運命を乗り越えていく。
仲間たちと共に、ウルトラマンベリアルや彼に仕えるフクイデケイ=ベリアル融合獣と戦った。
『R/B』では……?:現在のところハッキリとはしていないものの、『劇場版ウルトラマン』では前作主人公との共演がお約束になりつつあります。そのため、もしも『劇場版ウルトラマンR/B』が制作されたときに、ウルトラマンロッソやブルと共に力を合わせることが期待されます。
ちょっとディープな話:ウルトラマンゼロとウルトラマンベリアルの物語を強く引き継いだ作品が『ウルトラマンジード』。しかし、作品としては過度に奇をてらわずヒーロー番組として王道の作りになっていた、という印象を受けました(個人的には)
ジードというヒーロー自身も、決してゼロやベリアルの影に埋もれることのない活躍を見せていました。
ビジュアル面におけるジードの特徴はなんと言っても”顔”。サメのヒレを思わせる横顔に父親譲りのツリ目という、今までのどのウルトラマンとも違う『ジード顔』とも言うべき新しいビジュアルを開拓したことは特筆に値します。