(fate/grand order、 type-moon/fgo projectより)
夏だ!ハワイだ!同人イベントだ!!ということで始まったゲーム『fate/grand order』の夏期イベント『サバ・フェス2018』を最近やってます。
まだ途中ですが、簡単に感想をば。
(以下、微ネタバレ注意)
・意外と王道?なイベント
水着サーヴァント登場ということでどんなアウトドア系イベントが始まるのかと思いきや、まさかのインドア系な同人誌作成イベント……ではあるんですが。
今までの夏期イベントはダッシュ村(オイ)、世紀末、レース、脱獄と来たので、今年はどんなトンチキなものが来るのかと身構えていたところがあったため、意外と普通かなという印象もあったり。(←単に感覚が麻痺しているだけ……かも)
やたらリサーチのしっかりしたハワイ観光のシーンもあったりして、サービス満点。
今までのトンチキイベントがあった分、え?何運営さんどうしちゃったの?と言う妙な戸惑いがあったり。
もちろん、いい意味で、ではあるんですが!
・オタク向けエンタメ性の高さ
真面目な話、今回のイベントのエンターテイメント性の高さは語り尽くせないものがあります。
舞台は世界有数の観光地ハワイ!(サーヴァントとデート気分だ!)オタクなら一度はやってみたいなと思う(偏見)同人誌制作!さらにみんな大好き(偏見)ループものだ!
……とおそらく、多分、絶対、ユーザーさんが大好きな要素を片っ端からぶっこんで闇鍋にしたような今回のイベント。
どこかでゼッタイ闇鍋的な破綻は起こっているハズなんですが、まぁギャグイベントということもあって、面白いものの集合体と言う感じがすごいです。
ただしまぁ、なかなか終わりの見えないクエスト周回をループする(次々にやってくる)締め切りにたとえられるとは思いませんでしたがHAHAHA!……コレ、一番刺さってるのはライターさん御本人(たち)だと思うんですが大丈夫だったんでしょうか。
・オタク系サーヴァントの活躍
本筋にこそ深くかかわらないものの、この二人の活躍ぶりも素敵。
時に暴走しつつも、時に主人公やジャンヌ・オルタを名アシストをしたり、受け手としての名言をくれる黒髭。
かたや意外にも作り手として、そして人間(サーヴァントとして)としてちょくちょく名言をはさんでくる刑部姫。
特におっきーからは『ハロウィン』からの成長を感じさせられます。あと、きよひーとのコンビも良いんだわ。
・公式からの超・供給!
イベント中でも『学パロ』(学園モノパロディ=二次創作)なんて言葉も出てきましたが、本イベントでサーヴァントたちが同人サークルを立ち上げてイベントを始めるというシチュエーションもまた二次創作的です。マジメに設定やら時系列やらを考えるとそんなことありえない難しいと言うあたりも実に。(二次創作作家の皆様、ごめんなさい)
ですが、だからこそ受け手の想像力を過去最高に掻き立てるイベントなのではないでしょうか。
なにしろ、主人公チーム以外の動向は決して細かいところまで語られるわけではありません。
彼ら彼女らが、どう言う経緯でサークルを結成したのか、作品執筆中、執筆後にどのようなエピソードがあったのか、そしてサークル組以外の観光や活動の顛末は……。
公式で語られない限り、何があったのかは分かりません。その上、時間がループしているので”語られなかった周回”がある可能性もあるわけです。
しかも、イベント中では主人公たちが制作した同人誌という形で様々なシチュエーションが提供されました。(何枚もの表紙=概念礼装を描かれたイラストレーターの皆様がまた豪華!)こちらも、内容に関してはあらすじ程度にとどまり、詳細はプレイヤーが想像する余地があります。
つまり!
なんでも!
あり!!
なんです。
今回提供されたシチュエーションを元に膨らませるも良し、あるいは語られなかったシチュエーションを捏造想像するも良し。
「ユーザーの皆さん、二次創作or同人誌を作るネタにしてくださいね!」と言う制作サイドからのエールが聞こえてくるようです。
実際、自分も「ほかにサークルがあるのかな」とか、「あの同人誌に続きがあったら」とか思わず妄想が膨らんでいます。
果たして、狭い会場にエンタメを死ぬほど突っ込んだ闇鍋めいた物語がどういう着地を見せるのか、今から楽しみです。
あと、周回しながら感じるライターさんの日頃のつらみ。