ムソウノカキオキ

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FGO『復刻版:魔法少女紀行 ~プリズマ・コーズ~ -Re-install-』メインストーリー簡単感想

 後日談(という名のコメディ編)が明日から始まるので、その前に『fate/grand order』のイベントストーリーの簡単感想をば。

 以下、ネタバレ☆注意!

 コラボイベントというと先日ちょろっと感想を書かせていただいた『空の境界』とのイベント『garden of order』を思い出します。しかし『空の~』から世界観を引っ張ってきた(たぶん)『garden of order』に対して、今回の『魔法少女紀行』では敢えて『魔法少女プリズマ☆イリヤ』でも『fgo』でもない新たな世界(固有結界)を舞台にしているのが印象的でした。*1

 その世界も『魔法少女』という物語ジャンルそのものの自己言及を感じさせるのが面白いところ。『プリズマ☆イリヤコラボ』というよりも『魔法少女コラボイベント』といったほうが正確かも。どなたがシナリオを担当されたのかは存じ上げませんが、歴史ある『魔法少女もの』というジャンルへの愛をそこかしこに感じられました。いやまぁ、登場する魔法少女がいずれもバトル系な辺り現代的というか『プリズマ☆イリヤ』らしいと感じるところですが(苦笑)*2

 

 んで、そんな世界ですと魔法少女=新しいキャラクターが多くて情報量に頭がパンクするところを、サーヴァントシステムで解決する辺りは上手いというか、(元が2016年開催だったことを考えると)この時期には制作側もこなれてきていたんだなと感じるところ。

 

 新キャラたちは各サーヴァントのガワを被った別人ではあるんですが、一方で各サーヴァントの面影、あるいはサーヴァントの意外な一面?を感じさせるのが素敵でした。

 特に、出番の多かった魔法少女マハトマ♀エレナは、オリジナルのエレナが絶対に見せないような表情を見せつつも、『エレナ・ブラヴァツキーらしい』知性を垣間見せるなど魅力的なキャラクターに仕上がっていたと思います。いや、エレナさんは我がカルデアの主戦力の一騎でもあるので贔屓目にみてしまっているところはあるとは思いますが。

 

 配布サーヴァントであるクロエの扱いもちょっと珍しかったですね。『実質的なメインキャラクターが非配布サーヴァント』というイベントは多いですが、メインストーリーの最終盤まで影も形もなく、ラスボス?というインパクト大な形で登場する……というカタチは後にも先にも無いんじゃないでしょうか。

 

 ともあれ、大いに楽しめたイベントでした。

 明日公開の後日談も楽しみです。

 ウワサでは黒髭たちが大暴走するとか……?

 

*1:これは、『魔法少女プリズマ☆イリヤdrei!』という作品が実時間で数年間タイヘンなことになっているので絡めづらいからというのもあるかもです

*2:『何をもって魔法少女モノとするのか』という命題はソレだけで論文をかけるレベルの事柄ですが、『ひみつのアッコちゃん』、『おじゃ魔女どれみ』に代表される『戦わない魔法少女』もあるよねという点は同意していただけるかと思います