ムソウノカキオキ

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玩具展開から振り返る仮面ライダービルド その3

 以前書いてからあっという間に時間が経ち、気づけば次作『ジオウ』も中盤戦となりつつある今日この頃。

 とはいえ、『ジオウ』の今後の展開を占う意味でも、改めて続けていきたいと思います。

 改めまして、第22話で北都編=仮面ライダーグリス対決編に決着をつけた『仮面ライダービルド』。
 次なる西都編では、新たなるライバルとして仮面ライダーローグとその仲間怪人、エンジンブロスとリモコンブロスが登場。
 仮面ライダーローグと、以前登場したナイトローグは変身者以外全くの別物と言っても過言ではありません。
 しかし、逆にいえば変身者が同じなので、「強敵ナイトローグがライダーになって帰ってきた!」という強いPRになったと言えましょう。
 スクラッシュドライバーに新たな『クロコダイルクラックフルボトル』を使用することでスクラッシュのバリューを広げることにもなりました。
 仮面ライダーローグの武器、ネビュラスチームガン(トランスチームガンの仕様変更アイテム)は2体のブロスの変身アイテム、さらに強化形態ヘルブロスへのパワーアップアイテムも兼用。これにより、ローグの武器に変身遊び、パワーアップ遊びと言うバリューを追加。
 また、ブロスとローグのどちらかしか番組に登場しなくても販促になるという利点もあります。

 

 新たなるライバルの出現ともあれば、仮面ライダービルドもパワーアップを強いられることになりました。
 第27話から登場したビルドの新しい姿、ラビットラビットフォームとタンクタンクフォーム。いずれも『フルフルラビットタンクボトル』で変身し、武器は大型の『フルボトルバスター』. を使用。
 新武器を振るい、1つのアイテムで二つ(以上)の姿に変身すると言うアプローチは前作『エグゼイド』にも見られましたが、分身と言う変則パターンだったあちらとは違い、こちらはシンプルに状況によって姿を使い分けると言う形に。
 さらに、「ハザードトリガーと組み合わせて変身」という要素を付加されているので、ハザードのバリューを増やす形になりました。


 そして、ビルドの相棒仮面ライダークローズにも、ビルドドライバーと新武器『クローズマグマナックル』を使ったパワーアップ形態仮面ライダークローズマグマが登場。
 物語中盤を華々しく彩りました。
 一方で、以上の新アイテムの登場に伴いこれまで登場してきたフルボトルによる変身は使う機会が格段に減少。
 より強力な敵に対抗するためにパワーアップを重ねた以上、『弱い』姿に変身するメリットが無くなったわけですね。
 一応、3月よりネット配信されたショートムービーシリーズ『ハザードレベルを上げる7つのベストマッチ』でいくつかのフルボトルは変身に使われたものの、全ての変身をカバーすることは叶いませんでした。
 おもちゃとしても、新発売された『キリンサイクロン』をはじめとするフルボトルセットには劇中スーツではなくCG画像が使われることに。
 とはいえ、番組上ではフルボトルの存在がないがしろにされた訳ではなく、番組の最重要アイテムであるパンドラボックスを完成させるための、文字通りキーアイテムとして物語の中心にあり続けました。
 それでも、個人的にはほんの少しだけ寂しい気もします。

 

 はてさて、ローグと言えばブラッドスタークですが、相変わらず番組に登場し続け、初期のおもちゃを律義に使い続けてくれるというおもちゃ屋さんにとってありがたい立ち位置にいてくれました。
 しかし、そんな怪人が倒されもせず中盤までしたたかに生き残っていることに意味がないわけもなく……と言うところで今回はしめたいと思います。