ムソウノカキオキ

管理人の好きなこと(アニメ、特撮、オモチャetc)についてつらつらと語っていくブログです。色々遅いですが、よろしければコメントなどもお気軽にどうぞ

FGO第2部第5章 全体感想!

 遅ればせながら、fate/grand order 第2部第5章『星間都市山脈オリュンポス 神を撃ち落とす日』をクリアいたしましたので、ざざっと感想を書かせていただきます。

 いや、復刻イベントで経験値先生のシナリオライター力に再び驚く期間が始まっているので、本当に今更感がありますが!

 

(以下、ネタバレ注意)

 

・最初に、ネタバレについて(個人的なこと)
 僕はシナリオを進めるのが遅い方だったので、シナリオを進めながら、ネット上でその後の展開に関わるキーワードを知ってしまうことも多々ありました。(ロムルス・クィリヌスとか)
 ネット社会も良し悪しですね(苦笑)。
 しかし、「ネタバレで知ったアレがどのタイミングで来るのだろう」とハラハラするという不思議な楽しみ方が出来たりしました。
 それを差し引いても、今回のシナリオはネタバレを知っていても非常にドキドキする展開の連続でした。

 

・オリュンポス12機神
 その正体は、宇宙の彼方から来た宇宙艦隊
 ソレが地球で神として信仰された。
 ソトから来た大きな力を神と崇めた、と言う流れは、八百万の神々を信じ、海外の信仰だろうとドンドン取り入れまくった日本らしい発想、とまでは日本人的に非常に理解しやすい流れでした。
 海外の方はどういう印象をもたれるのかな、と少し気になるところです。
 それに伴って、機神達が巨きなボディに人間のような心を持ったことで良くも悪くも変わっていった姿が印象的でした。

 

・アデーレとマカリオス
 今回の現地ゲスト枠、ではあるものの、カルデアの戦いを把握しているため、これまでのメンバーより直接的な協力者として活躍。
 その肝の据わった勇敢さや戦場でも失わない思いやりの心は、この2人こそまさにギリシャ異聞帯で生まれた英雄であると断言できます。

 

カリギュラロムルス
 過去のシナリオでは活躍にちょっぴり恵まれないこともあった我らがカリギュラ伯父上と神祖ロムルス
 それが今回新たな装いで頼もしい味方として活躍してくれたのは嬉しい限りでした。

 

宮本武蔵
 1.5部で登場してから非常に大きなポジションを担っていた武蔵ちゃん。
 今回はモノローグも多く、生前と違い対魔力などのステータスを考えるようになったなど、サーヴァントになったことでの考え方の変化が読み取れたのが印象的。
 そんな戦いの果てが……。
 (物語上)再召喚もかなわないと言う演出には、サーヴァントの『死』を改めて感じました。
 そして、その直後に用意されたキャンペーンのナビゲーター役を武蔵ちゃんにやらせる運営さんは鬼だなぁとも感じました(苦笑)。

 

・カイニス
 これまでは敵としての粗暴な一面が目立ったサーヴァント。
 今回はそうした面もありつつ、信頼した相手に対して命がけで筋を通す面が印象的でした。
 状況が違えば、ゴルドルフ所長をマスターとして活躍することもアリだったんじゃないかと思わせる、2人の意外な信頼関係が良かったですね。
 同時に、一時はカルデアと共闘したと言っても、徹頭徹尾キリシュタリア・ヴォーダイムのサーヴァントであり続けた姿が美しかったです。

 

・キリシュタリア・ヴォーダイム
 今回、その人となりが深く描かれたキリシュ。
 まさか、あそこまでコメディ適性のある人だったとは。(オイ)
 同時に、主人公のライバルに相応しい大物感もまた、増していきました。
 そして、Aチームのみんなと世界を救う。最後にこぼした願いが叶えられないのが実に切ない。
 主人公に対する接し方もあり、彼の在り方は単純な善悪や敵味方関係で割り切れないものがありました。

 

・迫力、強力、強大
 今回はとにかくボスキャラクターたちが強い!
 しかし、ただ強いだけでなく、オリュンポス12機神にはサーヴァントでもないのにも関わらず専用の戦闘グラフィックやボイスが用意される贅沢仕様。
 1回限りの戦闘のためにと思うと同時に、今自分たちはそれほどすごい相手と戦っているんだぞ!と言うことが身にしみて分かります。
 アレススキルが、「すごい神様をすごい神様がブン殴ることで発動」と言うのは思わず笑ってしまいました。
 それだけに、今回1回限りと言うのは勿体無い!と言う気もしますけれど。
 また、シナリオ面では機神が力を振るうシーンやブラックバレル発射シーンなど、一枚絵やアニメーション(?)演出が非常に迫力があった印象。まるで有料のアドベンチャーゲームのようでした。
 今回は神とそれに対する対抗手段言う大きな力の表現が多いシナリオだったため、その説得力を持たせるのに非常に有用な演出だったと思います。

 

・強いて言えば……(ちょっと辛口なこと)
 これほど演出に力が入っているからこそ、少し気になってしまったのは、頑張って機神との戦闘に勝利しても、そのまま勝利!とならない点。(トドメを刺すのはシナリオパートのため)
 プレイヤーが倒した、やった!と言うカタルシスが少し薄くなってしまっている感がありました。
 その分、シナリオの展開が良いものになっているので、一概に悪いとは言えないポイントでもあります。
 個人的なイメージとしてはプレイヤー(自分=モブカルデア職員)が、マスターやマシュ達のために道を作ってあげるのが戦闘パートなのかな、と言う受け入れ方をしたり。
 今回、戦闘とシナリオが高レベルでせめぎ合っているからこそ感じたことのようです。
 だからこそ、次のメインシナリオではどんなすごいことが起きるのかとワクワクしている自分がいます。
 もしかすると円卓ロボとか出てきたりして!?