ちょっと前回書き損ねたところと新イベントに絡んだお話をば。
・イベントストーリー『Live Parade』との繋がりについて。
ヤバい(語彙力)
何がヤバいって、『Triad』でベテランアイドル故の重さをバックにしたストーリーを展開した後に、それとダイレクトに繋がる形で初々しさの残るアイドルたちのストーリーを持ってきたこと。
しかも凛は続投!
今後どのようなストーリーが展開するとしても、前回イベント参加者は『アイドルマスター シンデレラガールズ』のアイドル達は、いえ人間は四六時中仲良しこよしではいられないことをどこかで意識しながら『Live Parade』のストーリーを読み進めることになるわけです。
とはいえ、シリアスからコミカルまで同じ世界で展開できるのが『アイドルマスター シンデレラガールズ』らしい多様性だとも言えるかもしれませんが。
・言い合いがレッスンの休憩時間であること
話を戻しまして、『Trinitiy Field』の細かいところで上手いと思ったのが、メンバー最大の言い合いをレッスンに持ってきたところだと思います。
3人共ギリギリまで体力を削ったタイミングだから、些細なことにイライラするし、相手に気を使う余裕もない。だから、どうしても物言いがキツくなってしまう。
むき出しの言葉をぶつけ合うには最良、あるいは必然の場です。
疲れている時に話しかけられてイラっときた、と言うのは誰しもあるのでは無いでしょうか。
全てはあの場所だったからこその出来事。
逆に言えば、3人がいつもいつもああいう言い方をする訳ではないことを、プロデューサーの皆さんには誤解されないと良いなぁとも思うわけですが。
・企画を3人に任せるということ
で、作中のプロデューサーはこうしたぶつかり合いが生まれることが最初から分かってたんじゃ無いかと思います。
『Triad Primus』のライブ企画をアイドルたちに任せれば、当然三者三様の意見が出てくるわけで。
本人たちは自覚していないものの向いている方向が見事なまでに違うことは3人をいつも見ているプロデューサーならよく分かっていることでしょう。
その上で敢えて3人のぶつかりあうような、けれども3人ならどうにかなりそうなライブの提案をしたんじゃないかと。
こうなるだろうと分かっていたからこそ、ストーリーを通してPは落ち着いた様子で3人に寄り添うことができたのでしょう。
・イベント曲『Trinity Field』について
凝ったMVも目を引きますが、曲もまた素晴らしいものでした。
前曲に当たる『Trancing Pulse』も、トライアド3名の独特のユニゾンが印象的でしたが、『Trinity Field』も3名がユニゾンを活かした曲になっていたと思います。
お三方とも声優をされているだけあって美しい声をされていますが、トライアドのユニゾンパートとなると適度な引っかかりを持った独特のハーモニーになるんですよね。
それにしても、ストーリーに則ると演出や歌詞はメンバーが事前に考えたことになるんですよね。
いずれもストーリーで示されたトライアドの信条がよく表れていて、なんだかんだでみんな物語の答えが最初から見えていたんじゃないか……と想像が膨らみます。
何はともあれ、『Live Parade』のストーリーの続きが楽しみですね。