今回もまた、メモ形式で『fate/』感想をお送りします。
折返しということもあってか、全体的にワクワクする要素が多かった回でしたね。
いきなりすっ飛ばされる4層戦。4層のマスターよ、アンタは錆白兵か。(分かる人にしかわからないネタ)とはいえ、新たなフロアマスターの痛々しい姿を見ずに済んだのは良かったのかもしれない。
セイバーの前のマスターのこと、凛がそれを知っていること、そしてハクノの出自。なんとなく匂わされていた要素が今回、ハッキリと明言される。
”天才”の話から、自分にできることをすれば良いと語るセイバー。彼女らしいまわりくどさではあるが、マスターの悩みを見抜き、的確なアドバイスを送る姿が素晴らしい。サーヴァントを、マスターに寄り添う者と定義するならセイバーはまさに最優のサーヴァントと言えるだろう。だからこそ、ハクノから「憎しみを知らない」なんて誤解を受ける事になってしまうわけだが。
死してなお存在し続ける狂気の殺人鬼、ユリウス・ビスタリオ・ハーウェイ。男性のハクノを知っているような口ぶり、デッドフェイスを思い出す演出、と謎めいたキャラクター。
ちなみに、”ユリウス”という名前を聞くと別の赤セイバー=ガイウス・ユリウス・カエサルさんを思い出してなんとも言えない気分になってしまうFGOマスターも少なくないのではなかろーか(苦笑)
狂化の影響か、ほとんどセリフの無い書文先生。割と饒舌な印象があったので意外な扱い。エンドカードでは彼らしい、イイ笑顔を見せてくれるのが救いか。
設定解説をしてくれる親切な人、平和男ことトワイスさん再登場。淡々とした語り口ながら、人類全体のことを気にかけながらも結局は自分基準の考えを人類全体に押し付けている傲慢さが感じられる。まさにラスボス。この『オブリトゥス地動説』で、ハクノはトワイスと対峙するところまで行けるのだろうか?
戦いを中断する巨大な拳。事前情報を含めたミスリードが素晴らしい。「EXTRAでバーサーカーといえばやっぱりこの人だろ!」という方も多かったのでは無いだろうか。
「ちゃんとしたマスターなんて、もうどこにもいなかった」絶望的なまでの敗北感を噛みしめるハクノ。今までのフロアマスターたちの変性ぶりを見ていると、悲しくなるセリフ。
エンドロール、”試写室の少女:石川由依”の文字に不思議な予感でワクワクしたのは……きっと、自分よりも原作プレイヤーの方たちだろう。
「はじまるよ。立ってないで座ったら?」少女が言葉を発し、2人の岸浪が出会う、歴史的な瞬間。