(『fate/grand order』 より)
これまたお待たせしておりました、終了間近のアポクリファイベントの感想を簡単に。
コラボとはいえ、多くのサーヴァントが普段見慣れた面々なので、大々的なコラボ感は意外と感じなかったかな。(キャラ付けとしては、少し『apocrypha』に寄せていた感じではありますが)
とはいえ、ストーリー内容はまさに『apocrypha』本編を踏まえた展開。
対立していた陣営が手を組んでのドリームチームで、本編では決して見られなかった他愛のないやり取りが見られるのが嬉しいところ。
『apocrypha』ベースのモードレッド&フランのコンビ、ギャグキャラに徹したスパルタクス、肩を並べて戦うジークフリートとカルナ、そしてダーニックを恨まないと語るヴラド三世。(そう言えば、ジャックが魔術師嫌いと言う、自分の知らなかった設定を開示してくれてましたが、生?前時計塔辺りとやりあったのかな?)
ストーリー展開そのものはそこまでひねった物にしなかったのは、こうしたやり取りの方に注目して欲しいからなんじゃないかと思います。
配布サーヴァントとなったのはウルトラマンジー……もといジークくん。
本来とは異なる形とは言え、彼に人の世界を生きる機会が再び与えられたことは大きな救いだったのだと思います。
以前にも書きましたが、ジークくんの悲劇性というのは、ようやく自らの生をあるき出し、人の良い所も悪い所も少しずつ理解し始めたところで、人間世界から退場せざるを得なかった所にあると感じたので。
境遇としては、マシュに近いと言えば近いのかも。言わば、フォウくんに助けてもらわなかったマシュ。
そんな彼が再び人間の世界を見る機会を得たことは大いに価値のあることでしょう。
……まぁ、その世界がほぼ確実に過酷なものになりそうなことには申し訳無さを感じずには居られませんが。ゴメン、ジークくん。ウチのカルデアが殺伐とした第2部の世界に突入していて。