スマートフォン向けゲーム『fate/grand order』で現在絶賛展開中のイベント『アキハバラ・エクスプロージョン! ~願いの街と愛を刻まれた彫像たち~』のストーリーパートをクリアしたので、感想をば。
以下、ネタバレにご注意。
日本の一大観光地となった感のある秋葉原で、サーヴァントたちがワイワイしている姿が楽しいシナリオでした。
本筋のストーリーよりも『一方その頃』を読むのが楽しみな時もあったり。
さしずめ、ルルハワ、ラスベガスなどに続く、fgo世界旅行記最新作、といったところでしょうか(笑)
最終決戦では、それまで登場していたキャラクター、そして『アキハバラ・エクスプロージョン』と言うタイトルの意味が明かされると言う怒涛の展開に、fgoライターさんのシナリオ構成には「職人芸だなぁ……」と唸らされました。
・秋葉ネロ
今回、メタネタがたっぷりと含まれる中で、彼女の成立過程が実にメタい(苦笑)
現実世界の話として、『セイバー=ネロ・クラウディウス』が『fate/(ex)』シリーズのヒロインとして、メディアミックス等々で滅茶苦茶展開している存在なわけで。
その等身大立像も現実にできるんじゃないか?と一瞬思ってしまうギリギリ具合があります。
時にキュート、時にアンニュイな魅力をふりまき、プレイヤーに「このコ良いな……」と思わせてからの真相とのギャップが素晴らしい。
異聞帯で壮絶に苦しめてくれた彼女が、こちらではコビコビノリノリなことが、演技とはいえイケる茶目っ気の持ち主だとは思いもよりませんでした。
とはいえ、慣れない現代で人々を魅了していたあたりはさすが愛の女神ですね。
・ガラテア
ガラテアさんはどストレートなロボ娘(いやロボじゃないですが)。
ピグマリオン王の愛に対してはまっすぐでピュア。それが頼もしい味方として機能したり、トラブルを引き起こす
彫像が変化したピグマリオン王は本当のピグマリオン王なのか、という気もしますが、サーヴァントと言う存在がいる世界でそれを指摘するのはナンセンスですね。
ビジュアルは島田フミカネさんによるもので、彼女を見てどの作品を連想したかで、その人のサブカル遍歴が分かりそうな感じ。あ、自分は『武装神姫』デス。バイク型神姫のフィギュアが日の目を見る日は来るのかなー(知らないって)
・宇津見エリセ
前回の『怪盗天草』でボイジャーが活躍した所からバトンを受け取るように登場したエリセ。
現代の知識を持つ者として期待通りのツッコミキャラぶりでした。
夜警としての奮闘ぶり、特に最終決戦でガラテアを説得する時の良い意味での『青さ』は良かったですね。ああいう感情のぶつけ方ができるのは、ティーンエイジャーの特権です。
なにより、ちょくちょくボイジャーにも言及してくれるのが嬉しかったですね。
あ、あと、アムール・カレンさんとの会話は、事前にPixivでSSを書いておかないとヤバかった。(超私情)
書いてなかったら冷静に読めませんでした。
どんな駄作であれ、創作には書き手の気持ちを昇華する作用もあるんですね。コレ大事。
#fate/grandorder #ボイジャー(フォーリナー) ぐっばい、はろー、かれんたいん - fa - pixiv
・アルテミス
物語のシメの役割を持って言ったのは、意外にも彼女。
とはいえ、”ギリシャ”で”愛”となると当然と言えば当然、だったのかもしれませんね。
そんな彼女を、なんだかんだ言いながら、優しく見守るオリオンとの関係も実に良いものでした。