ムソウノカキオキ

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fgo『第2部第6章アヴァロン・ル・フェ』最序盤感想

 遅ればせながら、スマートフォン向けゲーム『fate/grand order』最新シナリオに取り掛かったので、最初のはじまりのパートの感想をば……。

 のっけから、言葉にせずには、いられない、まる(字余り)

(以下、あまりネタバレはしませんが、未プレイの方はご注意)

 

 

 事前にシナリオ担当が奈須きのこ先生とアナウンスされていた今回。

 

 楽しいことと悲しいこと。

 

 やさしさと酷薄さ。

 

 そうしたことが同時に、容赦なく、等しく存在しているのが、奈須きのこイズムなんだろうなぁ、とにわかファンなりに思ったり、思い知らされたり。

 

 薄幸の少女を、ただ儚く美しいだけの存在として描かない辺りが顕著と言いますか。(美しいことは確か)

 

 ほかのキャラクターたちも、個々の出番はそこまで多くないものの印象に残る、あそこに生きていると感じられる奈須先生の筆力は素晴らしい……素晴らしいんだけど……うー、ドS。

 

 何が悲しいって、あの村での出来事は、おそらく何ら特別なものではないということ。

 

 村での出来事も、あの少女のような境遇も、おそらくこの異文帯ではごくごく当たり前に転がっていることでしかない。

 

 ストーリー的にも、村のパートをすっ飛ばして第2節に入っていても成立しそう、というのもなんとも……。

 

 完全に、『この異文帯とは、妖精とは、こういうものですよ』というチュートリアルとしてのストーリーでしかない。(今のところ)

 

 このありふれた出来事が、主人公にとって特別なものとして心に残って欲しいような、欲しくないような……。
 
 いずれにしても、今後どんな展開が来ても受け止める覚悟を決めるには十分なお話でした。

 

 

 

 

以下、小ネタ(ネタバレ注意
キャプテン・ネモに神秘の島という言い回しをさせたのにニヤリ。


トリストラムは普通にトリスタンの別表記。トリストラム・シャンディー。しかし、自分の名前を忘れても愛した人の名前は忘れないのはすごいというかなんというか。


ライサンダー、ハーミアシェイクスピア戯曲『真夏の夜の夢』の登場人物。どうやら彼、自分に縁のあるところから名前を持ってきたっぽい。