これは、割と私的な感情の記録です。
以下、『ゼロワンOthers』シリーズのネタバレ&愚痴になりそうなので注意。
多分、どなたが読んでも楽しい気分にはならないと思います。
現在、一部劇場にて上映中の『仮面ライダーバルカン&バルキリー』。
この映画を「観ようかな、どうしようかな」と考えた結果、観ないことに決めました。
自分にとって―――『仮面ライダー』であればどんな作品も(惰性で)観られるような自分にとって、これはとても珍しい感情の動きでした。
それが良い具合に言語化できそうな程度には整理できたので、ここに記録しておこうと思います。
*なお、以下の内容はファンの方々からは水を差す内容、アンチの方々からは「切れ味が足りない!」と怒られる程度の内容となっております。「こう言うやつがいるんだふーん」と思っていただければ。
以前、『仮面ライダーゼロワンOthers 仮面ライダー滅亡迅雷』を観たとき、一番に感じたのは「滅亡迅雷.netが死んだのに全く悲しくならない」と言うことでした。
これでも、さまざまな物語でキャラクターの死をみてきたつもりでしたが、ここまで何も感じないことに自分でもビックリしたくらい。
劇場を出た自分の心は、見事なまでに冷めきっていました。
何しろ、『仮面ライダーゼロワン』自体、なんだかんだと文句を言いながらも、一年間追いかけた上に、Pixivさんにあたまのわるいもうそう二次創作小説をアップロードする程度には楽しんでいた番組だったのですから。
「オイオイ。一番のファンでは無いとはいえ、仮にも1年間追いかけてきた(2人ほど途中参加だけど)連中が死んで、何も無いって無いだろう」と。
そんな、驚くほどの虚無感に包まれてしまったわけです。
こうなった理由は考察できなくは無いけれど、なんだったら考察して欲しいくらいですけれど、語り始めるとあまり善い文章にならなさそうなのでストップ。
それで、ようやくの続編『バルカン&バルキリー』公開。
それも運良く、近くの劇場でも上映決定。
普段なら、サクっと観に行くところです。
しかし、果たして前作で感じた虚無感が払しょくされるだろうか。
そう思って、ネタバレを含めた情報・感想を見てから観に行こうと思ったわけですが。*1
仕入れた断片的な情報を見て、「うーん」と思ってしまったわけです。
いや、違います。
「あー」、と。
「あー、この映画はきっと、自分みたいな客に向けて作られてないんだろうな」
こんな気持ちになりました。
いや、誰に向けてと聞かれても困りますけれど(苦笑)
少なくとも、自分の感じた虚無感とかそうしたものは考えの外にあるんだろうな、と。
むしろ、自分が観たら新しい虚無感が生まれる、生まれてしまう。
「こんなの何が面白いの?」
劇場で、観終わった自分がそう口に出すのが目に浮かぶよう。(顰蹙モノ)
それが分かっていながら、劇場に足を運ぶ気にはならなかった。
と言うよりも、劇場に足を『運ばない気』になりました。
自分は、『仮面ライダーゼロワン』やその関連作品のことを、きっと否定するつもりはありません。
そして、それを愛する方々がいることを。
多分、自分が知らないだけで、『ゼロワンOthers』シリーズを観て「ああ面白かった!」と感じる方もいるでしょう。
しかし、ただ、自分がそちら側ではないことが分かってしまった。
まさに、Others。(上手いこと言ったつもりか)
そんなわけで、まぁ。
さしあたって(ほかの『仮面ライダー』はともかく)『仮面ライダーゼロワン』関係からはちょっと距離を置きたくなった気分になった今日この頃。
さらば、『仮面ライダーゼロワン』。
あなたは、僕の知らないところで、あなたを愛してくれる僕の知らない人達の所で幸せになってください。
*1:言い訳をさせていただきますと、自分は公開中の映画のストーリーのネタバレを積極的に調べることはあまりありませんでした。それほど不安だったのだと思っていただければ