ムソウノカキオキ

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展開がとにかく早い!仮面ライダーリバイス序盤・簡単感想

 最近、撮りためていた『仮面ライダーバイス』を最新話まで追いかけられたので簡単に感想をば。


 (以下、ネタバレ注意)

 


 大前提として、間違いなく面白い。

 

 数多くのアイテムやフォームチェンジを活躍させつつ、エピソードは1話完結、2話完結、あるいは縦軸を進める話を織り交ぜています。


 おかげで、毎回視聴者に『なにかイベントが動いている感』を味あわせつつも、各話の観心地も良い……というギリギリのバランスをキープしています。

 

 これを実現するのは大変に難しいものと考えられ、特に脚本の木下半太さんのことは毎回スゲェスゲェと思いながら観ておりました。
 
 本作の脚本というのはつまり、さまざまなタスク・オーダーを、一定の(高)クォリティーを持った文章にするということ。

 

 だってこれ、東映特撮初参加の脚本家さんがやってるんだぜ……?とんでもねぇよ。

 

 しかし、それだけに気になるのは、『展開が早さ』。

 

 毎回さまざまなイベントが起こる分、人間ドラマや設定説明が駆け足に感じられるということが間々見受けられるのです。

 

 リバイとバイスが信頼しあうのに、もっとドラマパートを割かなくて良いんだ?とか。

 

 これは、令和ライダーのスピード感に自分が慣れていないというのも大きいのですが。

 

 しかしながら、本作で人間ドラマをどこまで突っ込んで描いてくれるのか、まだ把握しきれない感じ。

 

 設定説明に関しては、後々から「あれ、そういうことだったんだ?」と思うことも……。

 

 たとえば、14話で明かされたマンモスバイスタンプを巡る真実は、自分としては展開が早いからそれまで見逃していた部分であり。

 

 一視聴者の感想としては、真相開示のカタルシスよりも、むしろ戸惑いの感情の方が大きい。

 

 一方で、伏線ではなく純粋に尺の都合で説明していない情報もあるように見えます。

 

 一輝たちとフェニックス組織の関係も、どのような形の契約なのか突っ込んで説明されていなかったり。(ヒロミさん、さくらちゃんたちの上司だったんだ……彼女、非常勤なのかな?お給料はちゃんと出ているのかな?etc)

 

 おかげで、どこまで突っ込んで観て、深読みして良いのか、未だ距離感を掴みかねている、というのが『仮面ライダーバイス』という作品への印象だったりします。

 

 言うなれば、トランプゲームで、手札を隠してニヤニヤしている相手(製作スタッフ)を見ている段階が、『リバイス』の現段階といえます。

 

 その手札がジョーカーなのか、あるいは残念な札なのか……

 

 とはいえ、最新エピソードではフェニックスの知られざる一面にスポットが当てられ始めるようです。

 

 製作スタッフの手札がオープンにされ始める今の時期こそが『仮面ライダーバイス』という作品の真価を試される時期であると言えましょう。