今回話題にするのは、『獣拳戦隊ゲキレンジャー』(2007年)より、ゲキレッドの使う武器のおもちゃ『ゲキヌンチャク』です。
これまたちょっと面白いおもちゃとなっております。
このおもちゃの最もユニークな点は”鳴る”ヌンチャクのおもちゃであること。
拳法モチーフのスーパー戦隊ということで、ヌンチャクがセレクトされるのは不自然な流れではありません。
しかしそれでも、サウンドギミックを内蔵したヌンチャクのオモチャというのは戦隊シリーズ、いえオモチャ全般を見ても他に見たことがありません。
それも、スイッチ等を押すのではなく、振動センサーによって、ただ振り回すだけで迫力のサウンドが鳴る仕組みになっています。
『ゲキレンジャー』のオモチャは振動センサーを意欲的に取り入れ、劇中アクションを再現できます。
特に、このゲキヌンチャクとほぼ同時期に発売された変身アイテム『獣拳変身ゲキチェンジャー』、武器『ゲキトンファー』にも振動センサーが内蔵されています。
ゲキヌンチャクは底面のスイッチ切り替えでAモード(爆発音)、Bモード(風切音、打撃音)に切り替え可能。
一応、Aモードがゲキヌンチャクモード、Bモードがヌンチャクモードとなっておりますが、別にAモードの音が番組で鳴ったというわけではなかったり(苦笑)
とはいえ、二通りのサウンドを楽しめるのは魅力的です。
ヌンチャクと言えばブルース・リーばりの鮮やかな持ち替えが有名かと思われますが、このゲキヌンチャクのおもちゃはサウンドを内蔵している側にストラップを通して振り回すように説明書で指示されています。
ストラップなんて番組には無いのですが、安全を考えると仕方のない所。
ストラップのある側にはサウンドが内蔵されいるものの表面はゴム製、サウンドの無い側は軟質素材製。
大人の方ならストラップを無視して振り回すのも可能かと。ただ、体に当たっても全く痛くないというほどではないので自己責任でお願いします。
獣拳戦隊ゲキレンジャーは、その名の通り己の拳を武器に戦うヒーロー。
熱く激しいアクションとストーリーは非常に魅力的ですが、それだけにゲキヌンチャクを始めとする武器の印象は番組中では相対的に薄くなってしまった感はあります。
しかし、実際のおもちゃが魅力的であることには変わりありません。
思いっきり振り回すと、その分バリバリ音が鳴るのは結構楽しかったりします。