ムソウノカキオキ

管理人の好きなこと(アニメ、特撮、オモチャetc)についてつらつらと語っていくブログです。色々遅いですが、よろしければコメントなどもお気軽にどうぞ

変身コントローラー DXセイザブラスター

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 クリスマスも近くなってきたので、今回は今年のオモチャの話でも。
 『宇宙戦隊キュウレンジャー』のメイン商品の一つ、『変身コントローラー DXセイザブラスター』です。

 

 

・セイザブラスターについて
 セイザブラスターは9人のスーパーヒーロー『宇宙戦隊キュウレンジャー』共通の変身アイテム。
 しかし、変身以外にも多彩な機能を備えていることも特徴です。
 また、『キュウレンジャー』おもちゃのキーアイテムであるキュータマシリーズのほぼ全てに対応しています。
 戦隊シリーズの花形、ロボットおもちゃ『キュータマ合体01,03,05,07,09 DXキュウレンオー』と並んで『キュウレンジャー』のおもちゃシリーズの年間通してのメイン商品であり、要は『キュウレンジャー』好きのお子さんへのプレゼントとしては最良の選択肢の一つなワケです。

・大きさについて
 全長20cm程と中々にボリューミー。
 ボリュームがボリュームなので、お子さんがずっと身につけているとちょっと疲れちゃうんじゃないかな?と思う程度の重量があります。
 これでも撮影用の小道具(プロップ)よりもグリップ部分は短めにアレンジされています。
 これはお子さん向けアイテムということもあるほか、グリップにスイッチを設ける都合もあったのかもしれないなーとも思ったり。
 ともあれ、お子さんがキュウレンジャーになりきるには十分なサイズ感ですが、身につけて外に出るのはちょっとオススメできないかな、と言った感じ。
 ガシャポン、フックトイなどで発売されている小型の廉価版の存在意義が改めて分かります。

 

・デザインについて
 何より、側面にたいして意味もなくガングリップを生やしたデザインが最高にロックですね。
 いや、もちろん意味はあるんですが(トリガーを引いたらちゃんと光る・鳴るがありますし)。
 しかし、よくよく見ると、デザイン・ギミック的にグリップが無くてもガントレット型変身アイテムとして大人しくまとめることは可能だったようにも見えるんですよね。
 そこに、ガングリップと言うインパクト抜群の部品を付加することで印象的なアイテムに仕上げる仕事ぶりはお見事です。

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(グリップ部のアップ。ココが無くてもデザイン的には成立するものの、無いと物足りない)

 

・キュータマについて
 キュータマは88星座をモチーフとした天球儀型アイテムで、『キュウレンジャー』DXおもちゃのシリーズの各種ギミックを使うための鍵となるアイテムとして、様々な方法で販売されています。
 番組では星座の力を宿したキュウレンジャーの力の源として扱われ、セイザブラスター本体と同じくらい重要な変身アイテムとして扱われています。
 セイザブラスターにセットすることで、様々な力を発揮。おもちゃでは音や発光が変化すると言うかたちで表現されています。
 本商品に付属するキュータマはシシキュータマ。
 キュウレンジャーの中心メンバー、シシレッドが変身に使うキュータマです。
 なので、本商品のみでは、残念ながらレッド以外のメンバーには(厳密には)変身出来ないという仕様となっています。
 他のキュウレンジャーへの変身遊びには別売りの専用キュータマが必要と。
 しかし、変身サウンドは全メンバーでほぼ共通(最後だけ少しだけ違う)となっているので、別のメンバーになった”つもり”で遊ぶ分には致命的な問題にはならない……かもしれません。

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(シシキュータマを始めとする変身用キュータマの一部。変身サウンドの最後に専用音声が付くのが特徴)

 

・ギミックについて
 しかし、この『DXセイザブラスター』にはキュウレンジャーのうち1人にしか変身できないと言う残念ポイントを補って余りあるくらいのギミックが詰まっています。
 まず、ガングリップと掌側のグリップそれぞれのスイッチで銃撃サウンドと発光。銃撃サウンドはスイッチによってそれぞれ違うものになっているのが嬉しい。
 さらにキュータマをセットした状態で、手の方を前とした場合、
 前にキュータマを倒すと変身
 左に倒すとキュウボイジャー(合体メカ)の召喚
 右に倒すとロボへの合体
 後ろに倒すと攻撃、さらに2回連続で倒した場合は必殺技
 また、拳のグリップ長押しで通信音、ガングリップ長押し(キュータマセット時のみ)でキュウボイジャー操縦遊びが可能。
 ロボモードと操縦遊びではキュータマを操縦桿よろしく前後左右に倒せば操縦サウンドと発光が発動します。
 こうやって大型メカ・ロボの操縦ごっこができるのが『変身コントローラー』たる所以であり、本商品のキモと言っても良いでしょう。
 ただ、この操作ギミックは番組中で活かされる機会が殆ど無いのが残念と言えば残念。いや、セイザブラスターをチマチマ動かすよりも大きな操縦桿を使ったほうが絵的に派手なのは確かなんですが。
 代わりに、必殺技アクションは通常時・ロボ時でも印象的に使われています。

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(キュータマをセットした状態。シシキュータマをセットしているのでメインの発光色はレッド。写真で言う上面を前としています)

・キュータマについて その2 あるいは注意点
 先述の通りギミックてんこ盛り、なおかつ別売りのキュータマにも対応と言うお子様(ついでに大きなお友だち)に喜ばれること請け合いなセイザブラスター。
 しかし、肝心のキュータマ周りに関してガッカリ……と言うより少々注意するポイントがあります。
 先述の通り88星座をモチーフとして、実際88種類発売されそうな勢いのキュータマ。
 しかし、多すぎる種類故にセイザブラスターではカバー仕切れないサウンドが出来てしまっています。
 具体的には、変身用などメインのキュータマには専用音・発光があるのに対し、いくつかのサブのキュータマは共通した専用音・発光に留まっていると言う点。
 商品パッケージや広告ではキュータマの音声も書かれているのですが、それを見逃しているとガッカリ……と言う事態になるかもしれないですね。
 また、キュータマ自体の販売方法としても、キャンペーン品なども多く、今から現在商品化されたキュータマを全て集めることは金銭的にも結構な労力が必要になります。もちろん、これは『セイザブラスター』の欠点では無いのですが。

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(左からホキュータマ、リュウコツキュータマ、トモキュータマ。番組中重要アイテムとして扱われたキュータマですが、おもちゃでは共通音声・発光のみ。)

 

・さいごに
 キュータマ連動アイテムとして見ると、専用の音声・発光が無いキュータマがあることは確かに残念。
 しかし、キュウレンジャーのなりきりアイテムとしては必要な音声・発光が用意されており、単独アイテムとしても多様なギミックを備えたなかなかの傑作おもちゃと言えるのではないでしょうか。
 細かいことを考えずにキュータマをグリグリ操作するだけでも楽しい逸品です。
 今年のクリスマスプレゼントにオススメなおもちゃの一つです。

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