現在好評放送中の『仮面ライダージオウ』。
最近、その劇場版『仮面ライダージオウOver Quartzer』の情報が出始めましたね。
現在公表されている情報は、物語の内容に深く触れそうで触れないという絶妙なバランスであり、色々と想像が掻き立てられる内容。
そこで、個人的にちょっと劇場版のストーリーを予想妄想してみました。
とはいえ、自分にはジオウのような未来を見る力なんてないので、奇特な方は、コレを読んでみて、映画を観て「全然違うじゃねーか」と笑ってやってください(笑)
ウォズ「この本によれば、普通の青年常盤ソウゴには、19のライドウォッチを集めたときに、魔王にして時の王者となる未来が待っていた。そして、今まさにその時がやってきた……」
最後のウォッチを手に入れ、ウキウキ気分のソウゴ。
ソウゴと仲間たちとの話題は王になることへと話題は移り、ウォズも全国民がソウゴ王の誕生を祝福する図を妄想する。
一方、ゲイツとツクヨミは浮かない顔。
いまだに最低最悪の魔王オーマジオウが誕生する未来は覆っていない。いや、むしろその可能性が強まってさえいるのではないか……。
そんな彼らの前に謎のライダー集団『クォーツァー』が現れる。
時の管理者を自称する彼らは、ウォッチを揃えたソウゴをクォーツァーの王として迎え入れたいと申し出る。
時空を超え、過去と未来をしろしめす時の王として。
ウォズ「わが魔王、ヤツらの言葉に惑わされないでくれ。あれは君の敵だ」
バールクス「クォーツァーを裏切ったウォズか。今更邪魔をするな」
ウォズとゲイツは変身し、クォーツァーの仮面ライダー、バールクス、ゾンジス、ザモナスと交戦。
クォーツァーは強く、ウォズは重傷を負う。
敗走する一同。
クジゴジ堂でウォズを看病。
ゲイツ「ジオウ、お前の王道は、あのクォーツァーとやらと同じものか?違うとすれば一体どんなものだ?お前の言う、『最高最善の王』とやらは」
ゲイツの言葉に、自身の目指す王様像について向き合うことにしたソウゴ。
街へ出たソウゴは、偶然加古川飛流と再会する。
加古川は今、未来に向けて努力をしているという。(医師を目指している?)
そこには、過去しか見えていなかったアナザージオウの姿は無かった。
加古川「今ならわかる。ライダーの力は、俺が過去を断ち切るきっかけになった。けれども、それはただのきっかけに過ぎない。きっと人が未来を生きるのにライダーの力なんて関係ないんだと思う。
これを持っていてくれ、ソウゴ。俺にはもう必要のないものだ」
加古川はソウゴにブランクライドウォッチを渡す。
これは、アナザージオウウォッチが変化したもの。
加古川の心からソウゴへの執着が無くなったことで変わったのだろうと、彼は言う。
加古川と別れ、彼やほかの多くの人々が、ライダーの力がなくともそれぞれの未来を生きていることに感じ入るソウゴ。
そして、自らの王道を悟る。
ソウゴ「オーマジオウは、俺が仮面ライダーのまま王になった未来の姿。だったら……」
しばらく後、再度クォーツァーの接触を受けるソウゴ。
クォーツァーの王になるか否かの選択を迫られる。
ソウゴ「悪いけど、俺は時間を支配するつもりはないよ」
クォーツァーと戦闘になるソウゴ。
しかし、なぜか変身しない。
ゲイツとウォズが救援に駆け付ける。
苦戦する仮面ライダーゲイツに、ソウゴはあるライドウォッチを投げ渡す。
咄嗟にそのウォッチでアーマータイムしたゲイツは、圧倒的な強さでクォーツァーを退ける。
そのウォッチは仮面ライダージオウのレジェンドライドウォッチ。
つまり、ジオウの力がすべて込められたライドウォッチだった。(ベースは加古川からもらったブランクライドウォッチ)
つまり、今のソウゴはレジェンド達度同様にライダーの力を失っている。
ゲイツ「これはどういうことだ」
ソウゴ「俺は王様になりたい。王様として、みんなの未来を守りたいし世界を良くしたい。でも、そのために仮面ライダーの、オーマジオウの力は必要ないってわかったんだ。だからこれは、ゲイツが持っていて欲しい」
ゲイツ「なぜだ」
ソウゴ「ゲイツが俺の代わりに戦ってくれるなら、絶対大丈夫だから」
ゲイツへの信頼から、彼に自らの戦う力を託すソウゴ。
複雑な心境のウォズであったが、彼の意をくみ、継承の議を行う。
ウォズ「祝え!時空を超え、過去と未来をしろしめす時の王、仮面ライダージオウ。その力が未来へと継承された、記念すべき瞬間である。……我が魔王、仮面ライダーであろうとなかろうと、私の王は君一人だ。それは決して変わらない」
ジオウウォッチが継承され、ソウゴが仮面ライダーであることをやめたことで、オーマジオウの未来は消滅する。
現代、ウォズは一同にクォーツァーの正体と、その恐るべき陰謀を語る。
彼らはオーマジオウを利用し、歴史を自分たちの意のままにしようとしていたのだ。
その野望が潰えた今、強硬手段に出るだろう。
タイムトンネルにあるクォーツァーの居城に乗り込む一同。仮面ライダーゲイツ、仮面ライダーウォズ、ツクヨミ、そしてレジェンド・常盤ソウゴ。
様々な時代へ分断され、クォーツァーのライダーたちと対決する。
ソウゴとツクヨミはピンチに陥るが、新しい仮面ライダー(次回作の主人公)に助けられ、ウォズとゲイツに合流する。
クォーツァーのライダーたちを倒した一同だったが、クォーツァーの切り札クォーツァー・ザファーストが起動する。
トリニティライドウォッチの力でソウゴ、ゲイツ、ウォズが一体化。新たなトリニティとなってザファーストを倒す。
しかし、ザファーストは最後のあがきとして時間そのものを破壊せんとする。
そうはさせじとソウゴはタイムトンネルの底へ。
ゲイツ「ソウゴ!」
ソウゴ「ゲイツ、みんな、未来を頼むよ」
慟哭するゲイツ。その手にはトリニティライドウォッチが強く握られていた。
光に包まれる一同。
気が付くと、ゲイツとウォズ、ツクヨミ(ウォズに守られていた)は未来の世界に戻っていた。
ツクヨミ「世界は救われた。でも、ソウゴは……」
ウォズ「いいや、我々がそろって戻ってこれたのは、トリニティライドウォッチの力だ。だとすれば、我が魔王もどこかで……」
澄み切った空を見上げる一同。
スタッフロール。
スタッフロール後、現代・クジゴジ堂。
開店準備をしている順一郎。
ふと振り返り、ある人物に向かって言う。
順一郎「おはよう、今日は早いんだね」