ムソウノカキオキ

管理人の好きなこと(アニメ、特撮、オモチャetc)についてつらつらと語っていくブログです。色々遅いですが、よろしければコメントなどもお気軽にどうぞ

『仮面ライダービルド』実験開始!~3つの謎&ポイント~

・はじめに
 遂に始まった新番組『仮面ライダービルド』の物語。
 いやぁ、格好良かったですね、ビルド。
 とはいえ、情報量の多い第1話だったことも確か。
 そこで、今回は物語の『謎』の整理と、今後個人的に注目しているポイントをピックアックしていこうと思います。

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仮面ライダーキバ『フルアクションフィギュアSAGA仮面ライダー02』より

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 新ライダービルドの登場に世間では期待が満ち満ちている今日このごろですが、こちらではマイペースに仮面ライダーキバのご紹介。

 仮面ライダーキバは2008年に放送された同名作品の主人公ヒーロー。コウモリや吸血鬼をモチーフとしたゴシックでスタイリッシュなビジュアルが魅力です。

 そして、今回ご紹介するのはガシャポンで展開している『フルアクションフィギュアSAGA仮面ライダー02』のラインナップの一つ。

 第一弾は引いていなかったので、今回見つけて引いてみようかと。

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仮面ライダーエグゼイドのおもちゃについてあれやこれや

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テレビシリーズの最終回直前ということで、これまで追いかけてきたおもちゃを、『DXライダーガシャットシリーズ』を中心に色々語っていきたいと思います。
なんでコレが中心なのかというと、さすがに全部のおもちゃは持っていないからです。いやぁ、バグルドライバーなんて手には入んないですよね。

・歴代ライダーベルトの要素の詰まった『エグゼイド』シリーズ
『エグゼイド』のメイン商品『変身ベルトDXゲーマドライバー』は別売りのライダーガシャットと組み合わせることで様々な姿を見せますが、これらは『仮面ライダーW』(2009年)以降の歴代ライダーベルトのエッセンスを多分に受け継いでいるように感じました。
もちろん、開発サイドが狙ってやったと言うよりは、結果としてそうなったと言った方が正確でしょう。
まず、2つのアイテムを組み合わせることで多彩な姿に変身する機能は、言うまでもなく『W』。『W』のベルトが基本的に2本のアイテムを使うことを前提にしているのに対し、ゲーマドライバーは1本のアイテムだけでも成立。これは『鎧武』(2013年)も同様でしたが、そこからさらに”レベル1”への変身遊びも可能と言う発展を見せています。
変身時に歌うベルトと言うのは『オーズ』(2010年)から何作に渡って受け継がれてきた要素ですね。『オーズ』や『ウィザード』(2012年)のベルトと言ったICチップを使うタイプのベルトは、さすがにゲーマドライバーとは勝手が違うので、あまり面影が見られない所ですが。
変身後、ベルトにライダーの姿が表示されるビジュアルは『フォーゼ』(2011年)のベルトにも似ていますが、これは偶然だと思います。むしろ、『少し昔のテレビゲーム』と言うモチーフを突き詰めた結果でしょう。一方で『フォーゼ』のベルトはちょっぴりレトロフューチャーな宇宙船のモニターをイメージしたもの。いずれも別方向で”機械っぽさ”を追求した結果、似た部分が出たことは不思議なものです。
ゲーマドライバーはパワーアップ(ガシャットの交換)によって中央に表示される模様がガラリと変わりますが、これは歴代ライダーベルトでは意外と見られなかったもの。発光色の変化などはありましたけれど。これは強いて言えば『ドライブ』(2014年)が一番近いように感じます。ただ、『ドライブ』のベルトが赤外線通信やバーサライタ等と言ったハイテクを駆使して多種多様な模様をベルトに表示させていたのに対し、ゲーマドライバーは表示パターン=ガシャットを物理的に入れ替えたり組み合わせたりするという実にアナログな方法で模様の変化を実現しているのは対照的です。
単独商品ゲーマドライバーの操作は非常にシンプルであることは大きな特徴でしょう。前年『ゴースト』(2015年)のベルトも操作のしやすさを大いに突き詰めたモノでしたが、ゲーマドライバーそれ以上でした。何しろ、アイテムをセットするだけで仮面ライダー(レベル1)への変身遊びができる(終わる)のですから。これは『W』以降のベルトではほとんど見られなかったパターンでした。『ディケイド』(2009年)以前、『カブト』(2006年)などのベルトではアイテムをセットするのみと言うこともありましたが、それらと違ってゲーマドライバーは電源スイッチの操作すら不要なので、よりシンプルさを極めた形になると言えます。
 
・ライダーガシャットについてあれこれ
シリーズ当初は『DXシャカリキスポーツガシャット』を皮切りに様々な1本刺し用ガシャット(ゲーマドライバー等のスロットを一本分のみ使用するガシャットをここでは仮にこう呼びます)が登場。新しいライダー、新しいパワーアップと言うかたちで賑わせてくれました。
それぞれに多様な変身音と発光を備えたガシャット達は見た目にも華やかで、ゲーマドライバーと組み合わせることで多種多様な遊び方が出来ました。
その多彩な組み合わせの中にはテレビシリーズには登場しなかったものも少なくありませんが(エグゼイド+ドレミファビートなど)、一方で使用パターンを絞ったことで各キャラクターの個性が際立ったと言う面もあるので一概に悪いとはいえません。
アクション系のパワーアップをする仮面ライダーエグゼイド、格好良い騎士ライダーかと思ったら音楽ゲームなどユニークなモチーフを取り入れられた仮面ライダーブレイブ、それと対照的にモチーフが全て陸、空、海の軍事ゲームで纏められた仮面ライダースナイプ、などなど。
そんな中、1本刺しタイプのガシャットは、『DXドラゴナイトハンターZガシャット』で進化の頂点に到達したと言えるでしょう。
1本で4人のライダーのパワーアップに対応した音声パターン、多色発光、独自の形状、と贅沢な仕様になっていました。
次いで登場したのが2本差しタイプ(ドライバーのスロットを2本分使うもの)である『DXマイティブラザーズXX』ガシャット。
お値段的にもガシャットシリーズと言うより、なりきりおもちゃ1つ分くらいになっているのはまぁさておき。
2種類の表示パターンと変身音声と言う2本分のスロットを使うだけのことはある”進化”を見せてくれました。
ガシャット内部にミラーが仕込まれていて、それを利用して表示パターンを変えるという他のガシャットには無い独特の仕様になっています。ガシャットと言うよりも、同じくミラーを使っているゲーマドライバーの延長線上にあるおもちゃと言えるかもしれません。
表示パターンをカラフルなLEDではなく、ライトで照らし出すというある種シンプルな仕様も特徴。
いてLEDを使わない2本刺し用のガシャットとして登場したのが『DX変身ゲーム ガシャットギアデュアル』。ガシャット単独での変身遊びが可能と言う特殊性の強いアイテムになりました。
表示パターンもアイコンめいた単色のライダーの姿ではなく、ライダー自体のイラストを照らし出す形に。
この辺りのラインは、カラフルなLEDをメインとしていた1本刺し用ガシャットとは趣が異なるように感じられます。もちろん、この間にも1本刺し用ガシャットは色々と出ていたのでバランスは取れていたのですが。1本刺しガシャット専用など色んな意味で汎用性を捨てた(いい意味で)DXバグルドライバーも登場しましたし。
そんな中現れた新たな2本刺し用ガシャット『マキシマムマイティXガシャット』。これは多色発光LEDを使用した、『DXドラゴナイトハンターZ』や1本刺し用ガシャットに近い部分を備えていました。
そして、この『マキシマムマイティXガシャット』と『ガシャットギア』(同『β』)には『マイティブラザーズ』には無かった、ガシャットそれ自体の手遊びギミックがあることも特徴的です。『ガシャットギア』ならダイヤル操作、『マキシマム』なら上部スイッチ操作です。触って楽しい部分があるというのは、対象年齢3歳以上のおもちゃとしては大きなポイントだと思います。
はてさて2本刺しガシャットにはこのように単独で様々なギミックが備えられたわけですが、ゲーマドライバー以外のアイテム=ガシャットとの組み合わせが出来ないことも事実。
2本刺しガシャットでは他のアイテムとの組み合わせは不可能なのか?そんな疑問へのアンサーとばかりに登場したのは『DXハイパームテキガシャット』。『マキシマム』に備えられたジョイントと組み合わせる遊びが大きなポイントとなっています。この組み合わせの際に2つのガシャットの発光が綺麗にリンクしており、前年『ゴースト』の最終アイテム『DXムゲンゴーストアイコン』の技術を引き継ぎつつ(更に歴代パワーアップアイテムのエッセンスを取り入れつつ)進化していることを感じられました。
また、『ムテキ』は『マキシマム』以外のガシャットとの組み合わせや単独でのゲーマドライバーとの連動も備えていました。多色発光LEDが使用されていることもあり、『ドラゴナイト』の系譜を受け継ぎつつも『DXライダーガシャット』シリーズの最終進化版、『ハイパームテキ』と言う名に相応しいアイテムとして仕上がっていました。

・その他のガシャットについてあれこれ
『ガシャット』シリーズは『仮面ライダーエグゼイド』を代表するガシャットということで、番組のストーリーが盛り上がるに従って段々と人気が出始めたと言う印象があります。(いや、実際の売上高などは存じ上げませんが)
その人気に後押しされる形なのか、かなりの数のガシャットが発売されたことは驚きに値します。元々は映画『超スーパーヒーロー大戦』用のアイテムだった『DXタドルレガシーガシャット』がテレビシリーズ終盤で別の役割を与えられて商品として発売されたり、映画『トゥルーエンディング』にあたってはガシャットが2アイテムも発売されたり、と言った精力的な商品展開は人気あってこそと言えましょう。
こうしたガシャットを番組のシナリオにも意欲的に取り入れられており、『仮面ライダーエグゼイド』と言う作品は番組とおもちゃの両方の盛り上がりが見事にリンクしたコンテンツになったといえるでしょう。

・最後に
仮面ライダーエグゼイド』の玩具群は結果として歴代ライダー玩具のエッセンスを全て出しつくし、さらなる進化を見せた形になりました。
ここまでやると、次は玩具的にも番組的にも『エグゼイド』に似たものを出せば売れる的な、保守的な考えになりそうな気さえしますが、どうもそうでは無いようです。
『エグゼイド』の後を受け継ぐ『仮面ライダービルド』。
レバー操作と言う『回数を重ねる』アクションだったゲーマドライバーと裏腹に、ビルドドライバーは『回す』と言う回数にとらわれなさそうなアクション。
番組的にも、当初からサスペンスフルな展開を感じさせる予告編。
仮面ライダーの進化の系譜は、まだまだ予想もつかない展開を見せてくれそうです。

 

オンラインでカプセルトイが回せる!colone(コロネ)

『トランスフォーマー 最後の騎士王』簡単感想

 現在絶賛公開中の『トランスフォーマー 最後の騎士王』を遅ればせながら観てまいりましたので感想を書かせていただきます。

 ネタバレは無しで行こうと思います。

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TAMASHII Lab ドラゴンシンフォニー 獣奏剣

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 随分と久々の更新となってしまい申し訳ありません。

 今回語り倒したいのは、バンダイのおもちゃ『TAMASHII Lab ドラゴンシンフォニー 獣奏剣』です。

 

・はじめに
 『買わずに後悔するより買って後悔しろ』とはジャンルを問わず趣味人の間ではよく言われる言葉ですが、この『獣奏剣』を予約した時正直少し後悔しました。
 なにしろ、送料抜きでも13500円という高額商品。その上、光らない、回らない(当然)、音声のバリエーションは7種類……と単純に”おもちゃ”として見たらお値段の割に食い足りない感は否めなかったからです。
 ソレをなんで予約したかというと、単純に獣奏剣の出て来る『恐竜戦隊ジュウレンジャー』が好きだったからなワケですが。
 しかし、実際手にとって見ると、「買って良かった」と思えるものでした。

 

・おもちゃと作品中の活躍について
 獣奏剣は、1992年に放送された特撮ヒーロー番組『恐竜戦隊ジュウレンジャー』に登場した短剣型の武器です。
 スーパー戦隊シリーズでは、ゲストキャラクターなどを除けば初となる6人目の新ヒーロー、ドラゴンレンジャーの専用武器です。
 ドラゴンレンジャーの人気もさることながら、放送当時発売された獣奏剣のおもちゃも、番組中と同じ音楽の鳴るおもちゃとして高い人気を誇ります。
 番組と同じ音が出るということは、現代でこそ当たり前となっているものの、当時は「ピロピロ……」という電子音が主流であったことを考えると革新的なおもちゃでした。
 今回の『TAMASHII Lab ドラゴンシンフォニー 獣奏剣』はソレを現代の技術で大人向けにリメイクしたものとなります。
 厳密には、海外版の『パワーレンジャー』記念アイテムとして発売されたものに一部仕様変更と台座の追加を行ったものです。
 2016年12月より、バンダイ公式通販サイト『プレミアムバンダイ』にて予約され、現在は生産終了されています。

 

・獣奏剣本体について
 ジュウレンジャーの大人向けなりきりおもちゃとしては、変身アイテムであるダイノバックラーに続く第2段としての登場となる獣奏剣。
 共通武器や、他の5人の専用武器を差し置いての登場というイカれた……もとい異例の事態からも、ドラゴンレンジャーと獣奏剣の人気が伺えます。
 短剣型ながら、45cm以上のボリュームのあるサイズで商品化。ドラゴンレンジャーとその巨大メカ(?)である守護獣ドラゴンシーザーのイメージカラーである緑と金が印象的に配されています。
 特に金メッキの部分はとても豪奢で、番組に出てきた獣奏剣よりも派手になっているくらいです。

 全体的にネジ穴やスピーカー穴が目立たない作りになっており、メインスイッチも装飾の一部になっています。その分、『ON OFF』の文字がちょっと目立ちますが、気になるのはそれくらい。
 また、音量は爆音とまではいかないもののなかなかに迫力があります。
 さて、説明書ではディスプレイモデルとされる本商品ですが、海外版では大人向けなりきりおもちゃとして発売されたため、当然手に持って遊ぶことができます。
 持った印象は、まず「重い!」
 全体に金属パーツがたっぷり使われているんです。
 体重計で測ったところ、少なくとも600グラムはあるみたいです。
 足に落としたらかなり痛そうなので、とてもお子さんには渡せません。
 刀身の黒い部分にまで金属が使われているので、重いという印象がより強くなります。
 まるで、ホンモノの剣を持っているかのような錯覚に襲われます。
 あと、この重さがあるだけに分かったのですが、獣奏剣は案外握りづらい武器なんですよね。
 グリップにバルブ(スイッチ)が出っ張っているため、普通の剣のようにグッと握ることができないんです。
 重さはさておき、こんなユニークなカタチをした武器で激しいアクションを演じた演者さんたちの苦労が偲ばれます。

 

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・音声について
 グリップにあるバルブを押すと、3種類の剣戟音が鳴ります。
 それぞれ異なっているのは嬉しいのですが、番組のものそのままと言うのとは、いずれも少し違うように聞こえました。
 せっかくサウンドに力を入れている商品なのですから、ココは少しこだわって欲しかった気もしますね。
 そして、マウスピースのメロディスイッチを押しながらバルブを押すと、番組中の音楽が流れます。
 本商品最大の目玉ですね。
 一番左(マウスピース側)のバルブで、ドラゴンレンジャーのアーマーを強化する『合体せよ守護獣』 
 真ん中のバルブで守護獣を鎮める『眠れ守護獣』
 そして、一番右のスイッチで守護獣ドラゴンシーザーを操る、個人的には獣奏剣の最も象徴的な音楽『目覚めよ守護獣』
 そして、全てのバルブを押しながらでは、42話で奏でた『ブライのテーマ』が流れます。
 個人的に嬉しかったのは、途中で音楽を止めるときははバルブではなくマウスピースを使うこと。
 なので、バルブを押して、音楽を奏でるドラゴンレンジャーのなりきり遊びができるんですよね。
 当たり前といえば当たり前なんですが、こういう所が少し嬉しい。

・台座について
 番組中にはろくすっぽ登場しなかった台座。
 正直、最初は『コレをつけるなら安くして欲しいかな」と思いましたが、実際使って見ると印象は変わりました。
 先述の通り、この獣奏剣は遊ぶには少し重いおもちゃです。
 かと言って、単独で飾るのは少しむずかしい形をしています。(ライダーベルトだと、置くだけで結構見栄えがするんですけどね)
 しかし、台座に乗せることでキチンと飾ることができ、説明書通りディスプレイモデルとしての獣奏剣を楽しむ(眺める)ことができます。
 豪華な獣奏剣がディスプレイモデルとしても格好良いことがよく分かるんですよね。
 台座がないと、ぶっちゃけそこらに転がしとくしか無いワケで(笑)
 デザインも獣奏剣にマッチしているのも好ポイント。
 また、台座中央のドラゴンレンジャーのマークは分割されているので、ソコだけはずして番組に登場したドラゴンレンジャーのメダルのイメージで持ってみるのも良いかもしれません。

 

・最後に
 最初に述べたように、一瞬後悔したこともあった『ドラゴンシンフォニー 獣奏剣』
 ですが、手に取った感想は、お値段に見合う素晴らしいものだ!というものでした。
 豪奢な外観、圧倒的なボリューム感、そしてそれを活かすディスプレイ台座。
 遊べるディスプレイモデルとも言うべき素晴らしいものでした。
 もちろん、欠点は無いでは無いですし、『ジュウレンジャー』に特別な思い入れのない方にはそこまでの満足感は得られないと思います。
 ですが、幼い頃ドラゴンレンジャーの活躍に胸を震わせた身にとっては、思う存分思い出に浸れる逸品です。

ホビーサーチ

アニメ『fate/apocrypha 1話、2話感想

 アニメ版『apocrypha』を2話まで観たので、そちらの感想を書こうかと思います。
 筆不精なので、余裕がある時に書こうかな位のノリなので、次話の感想などは期待しないでいただければ(苦笑)

 

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『アガルタの女』クリアしました(FGO感想)

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 スマホゲーム『fate/grand order』の新しいシナリオ、第1.5章『亜種特異点Ⅱ 伝承地底世界アガルタ』を先日クリアしました。
 クリアと言っても、下手っぴなので途中から令呪(コンティニュー)に頼ったゴリ押しプレイですが(笑)
 そんなワケで、今回は軽くネタバレ薄めのシナリオ感想などをば。

 

・お祭にノれた感
 これはすごく私的なことなのですが今回、『FGO』で初めて実装直後にシナリオをプレイできました。
 それまでは一足遅れてのプレイだったので、事前に登場キャラを知っていたり、多少ネタバレを知ってしまったりした上でのプレイでした。(それでもとっても楽しかったですけどね!)
 しかし、今回は実装とほぼ同時にプレイできたので、ギリギリまで情報が隠されていたエルドラドのバーサーカーレジスタンスのライダーの存在にビックリしたり、意外な演出にビックリしたり……と新シナリオの実装という『お祭』に他のプレイヤーさんたちと一緒にノれた感じがあって新しい楽しさがありました。

 

・第1.5章のテーマは悪?
 Ⅰの『新宿幻霊事件』ではチンピラやヤクザなど多数の小悪党的なモブ悪人の登場が印象的でしたが、『アガルタの女』も多くのモブ悪人(?)が登場。
 さらに、今回は虐げられる側の人間も出てくる(死んでいく)ため、よりモブ悪人たちの悪辣さが際立ちます。
 こうしたことから、1.5章のテーマは人間の持つ悪、それもサーヴァントによくいる大悪人ではなく小悪党的な卑俗な悪がテーマなのかなぁとぼんやり考えたり。
 ソレがどのような話に結実するのかは未だ見えませんが。
 メタな話、マシュが直接登場しないからこそできた展開なのかもしれません。
 と、言うのも第1章は(悪人もちょこちょこ登場しながらも)マシュ・キリエライトという少女が世界の美しさを学んでいく物語だと感じました。
 そんな彼女の次の体験が悪と言うのは1章の後日談として台無しというか、マシュにとってもハードすぎる感もあります。
 もちろん、1.5章でもモニター越しにサポートしていますが、実際に現地で体験するのとはまた感覚が違うように思います。
 まぁ、そこまで大それたコトではなく、制作スタッフさんが「もうこれくらいの残酷描写解禁してもいいよね?」と思っただけかもしれませんが(笑)

 

・『アガルタの女』の本筋は王!
 『伝承地底世界アガルタ』では地下世界にある4つの勢力をそれぞれ治める王のサーヴァント達が登場します。
 それぞれがそれぞれのポリシーを持って勢力を治めていますが、決して手放しに良き治世とは言えず、同時に一定の理や正義もあります。
 そうした王たちの姿を見て一人の少年(ぐだーずではなく)が成長していく……という王道な物語が、前述の極悪非道な描写と裏腹に展開していきます。
 4勢力(国家)のバラエティ豊かな姿も過不足無く描写されているのも個人的には楽しかったです。
 正直、最初アガルタは四つ巴状態にあると聞いて、4勢力を描写しきれるのかなと思いましたが、中々どうしてそれぞれ印象的で、ちょっとした海外旅行の気分が味わえました(危険地帯)。

 

・真名に関する知識があればあるほど楽しめる展開
 今回のストーリーの中には各新サーヴァント(の真名)についての知識があればニヤリとできるようなネタがストーリーに組み込まれていたのも楽しかったですね。
 たとえば、4勢力の一つ『イース』についてシナリオをプレイしてから調べたのですが、「あれはこういうことだったのか!」といった驚きがありました。

 

・今後の登場が楽しみな新サーヴァント達
 今回の新登場したサーヴァントたちは、他のキャラクター達との関係が魅力的な、あるいは魅力になりそうなキャラが多かったように感じられます。
 縁者がサーヴァントとして登場しているあのサーヴァントや、意外なキャラと交流したあのサーヴァントなど。
 今後のイベントシナリオなどで再登場した時にどのような会話が繰り広げられるか楽しみです。
 ……それにしても、現在アニメで大活躍する予定の彼、■■が2人も登場している『FGO』にもしも登場することになったら大変だろうなぁ(笑)。