ムソウノカキオキ

管理人の好きなこと(アニメ、特撮、オモチャetc)についてつらつらと語っていくブログです。色々遅いですが、よろしければコメントなどもお気軽にどうぞ

『地獄界曼荼羅平安京 轟雷一閃』 黄金決着!感想

 先日実装された『fate/grand order』第5.5章がクリアできましたので、今回は終わってからの感想をば。

・クエストにて
 クエストでは我がカルデアの頼光さんが大活躍。
 前々から強力だとは思って育てていましたが、魔性やサーヴァントが多く登場する今回は特に活躍しました。
 今回、所持サーヴァントの異なるみなさんそれぞれのカルデアごとに、”自分だけの平安武者”とも言うべき活躍をしたサーヴァントがいたのではないでしょうか。

 

・” .5章"にふさわしいバランス
 今回はアルター・エゴ リンボとの決戦と言うしっかり本筋に絡む内容であり、シナリオの分量も多め。
 しかし、同時に坂田金時という1人の英霊にスポットライトを当てると言うイベントストーリーを思わせるとっつきやすさもありました。
 言わば、メインストーリーとイベントストーリーのいいとこどりをした構成となっていた
 ”重い”メインの箸休め的なところもありつつ、イベントよりもシナリオを楽しめると言う適度な心もちでプレイすることができました。

 

・天覧聖杯戦争
 『fgo』であまりガッツリ組み込まれることのない『fate/stay night』方式の聖杯戦争に巻き込まれると言う状況がまず新鮮でしたね。(『fate/zero』イベントこと『fate/accel zero order』以来?)
 聖杯戦争自体が参加者7組14人と言うキャラ数的にもボリュームがあるギミック。
 その聖杯戦争を組み込んだストーリーを、fgoのひと章と言う分量でいかにテンポ良く進めるか、と言う点が非常によく考えられていたと思います。
 まぁ、原作『stay night』の時点で真っ正直に1騎ずつ倒す話でもないみたいですしね。
 また、マスターが英霊の生前のご本人ということで、マスター・サーヴァント間の関係が英霊同士の彼らとはまた違ったものだったのが新鮮でした。
 どの関係も、できればもっと見ていたかった……!と感じられるあたりに、ライターさんの確かな筆力を感じました。
 頼光さんの相棒が、彼女自身のこどもとしての部分を肯定してくれるナーサリーというのがイイですよね!

 

・影に日向に、段蔵ちゃん
 今回、マシュに代わる相棒サーヴァントとして活躍した加藤段蔵。
 ストーリー的にもメタ的に見ても大活躍。
 からくりキャラとしてマシュのようなレポート(説明)台詞をこなしつつ、普段なら主人公が自分の足でしなくてはならない情報収集をやってくれるので、話がサクサク進む。
 最後には一枚絵と共に浅からぬ因縁に引導を渡してくれて、表の主役が金時とすれば、まさに裏の主役と呼ぶにふさわしい存在だったのだなと感じました。

 

・100点満点の悪役、アルターエゴ・リンボ
 蘆屋道満、アンタ、本当に顔が良いのねと。
 いや今回、生前の蘆屋道満を見て、初めて心の底から彼がイケメンに見えたので。
 リンボは、その変態外道的な立ち振る舞いがイケメンぶりを相当に殺してしまっていたのでしょう。
 内面って本当に大事だなと。
 さて、今回はそんなアルターエゴ・リンボが倒される章である訳ですが、そのやられぶりがまさに爽快。
 主人公たちの前へ立ちふさがるのにふさわしく、同時に「勝てるのでは?」と思わせるギリギリの強さ。
 周到な計画を立てながらも自らぶち壊して反撃の糸口を作ってくれる無軌道さ。
 金時の見出した正義をわざわざ問いかけてくれたり、死に際に逆襲しようとしたりと悪辣な言動で主人公サイドの英雄性を120パーセント引き出してくれる悪党ぶり。
 どれを取っても打ち倒されるべき悪役として100点満点の活躍ぶりでした。
 そもそも、彼が天覧聖杯戦争に主人公を巻き込むと言う”遊び”をせずに最短ルートで新・異星の神を生み出していたらノウム・カルデアに勝ち目があったかは怪しいわけで。
 ありがとう、リンボ。キミがいなかったら勝てなかった!