ムソウノカキオキ

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『爆上戦隊ブンブンジャー』第10話簡単感想

 バクアゲ10『ウキウキなミッション』

 オープニングとエンディングに新しい演出が加わって新鮮ですね。
 これがセカンドラップと言う事なのか。


 そんな今回は、ミステリアスな玄蕃を掘り下げる個別回。
 そのために、大也たちの登場は最低限と言う割り切った構成。

 玄蕃の相棒役を務めるのは未来。
 可愛らしい売り子姿や、クルクルと変わる表情が印象的でした。
 「ブンブン抜け」も良いシーンでしたね。「お陰で売り切れそうだよ」と言う店長の一言で、ブンブンジャーとの兼業がお店からも受け入れられているんだな、と感じられるのも良い。

 自分のこととなると「本気」が分からないと言う玄蕃の言葉をしっかりと咀嚼して、「多分、私達のことを理解しようとしてくれてる」と返すのも、未来の素晴らしい感受性が表れていましたね。
 だからこそ、何度となく「ギャー!」と叫ぶ羽目になるわけですが(笑)
 
 玄蕃の持つトランクに目をつける、と言うよりも目を付けさされたサンシーター。
 今回は、彼らのキレのあるアクション?も注目でした。
 画面奥でスタイリッシュに側転して隠れているのが丸見えのデコトラーデが微笑ましい。
 今回は、ハシリヤンの大胆な主観視点の映像も印象的でしたね。
 
 始まるトランク争奪戦。
 実に『運び屋』独自のシチュエーションでテンションが上がります。
 玄蕃は彼らしい掴み所の無さと見事なアクションでハシリヤンを翻弄。
 未来も、浮き上がるチェンジャーを支える、と言うパントマイム的な演技がお見事。
 
 今回、メインどころのシーンはレギュラーキャストかスーツアクターさんだけ、と言う撮影リソース的にはハシヤスメ、もとい箸休め的な回なのかな?と感じそうな部分もありますが、その実アクションシーンもバッチリ充実しているので、満足度はたっぷり。
   
 「7秒ってところかな」と、ブンオレンジにピンの見せ場が用意されているのが印象的。
 ブンオレンジを演じられる尾野透雅による素早く優雅な二刀流は、何度も見返したいくらい。
 個人的には、重そうな設定のアックスを片手で軽々と扱っているところにも注目したいところ。
 パワーファイターの表現として、腕力がある分動作が余裕がある、と言うブンオレンジのキャラクター付けは実に新鮮。

 それにしても、『スカイラブンブンハリケーン』とはお子さんたちが分かるのかしら?

 今回のハイウェイ空間シーンは短いながらも、玩具収録の音楽を活かしたコイノボリフォーメーションでしっかり印象付け。
 ロボ戦では、次々に新形態が登場。天高くコイノボリグルマーを撃破する映像は爽快。結構手間のかかった合成だったのかも?
 
 戦闘後の和やかなシーン。後輩キャラの錠が食べ物のこととなると我を見せるのにクスリ。
 しかし、カシワモチの後カレーとは、翌日の体重計が怖いですね(笑)。