第4話『ただいま怪獣追跡チュウ』
商店街の事件がドンドンとスケールアップしていく様が楽しいエピソード。
また、前回までで序盤の紹介編が終わり、初の日常回と言った趣きもあります。
ユウマが秘密を誤魔化すお決まりのギャグもあり、なるほどユウマはウルトラマンのことを秘密にしているんだなと言う設定紹介も。
今回はリンさんにググっとフォーカス。
ユウマはその助手役に。
それに並行する石堂さんと所長の会話劇を通して少しずつネズロドンの設定が明らかになっていく、と言う流れもスタイリッシュ。
商店街はもちろんのこと、カワミ重工も真面目。
今回は本当に悪役がいないお話なんですよね。
ネズロドンは人間にとっては迷惑なので、駆除しなくてはならないことには違いないのですけれど。
完全懲悪ではなく、害獣退治に終始しているのが、一周回って新鮮でさえあります。
逐一担当者の許可を取りながら調査を進めるのが、SKIPと言う組織の性質が感じられて、良い描写。
それにしても”ダイ”モード、ベータ線と、後から思い返すと「巨大化きっかけになりますよ」としか言っていない説明でしたね。
ネズロドン、ネズミのメガロドン……だからではなく、エレクトロンとあわせてが語源だそうで。こんな非常事態で咄嗟にネーミングできるのはAIならでは?
ネズロドン、改造スーツでは?とのウワサもありますけれど、頭部や体毛で見事にネズミらしく見えていました。
難点を言えば、ネズミの怪獣なのに、一匹だったのは少し寂しかったかも。
スーツ都合で仕方のない話ではあるんですけれどね。
ネズミとはいえ侮りがたく、アークを苦戦させるほどの実力者。
アークも翻弄されたり、痛がったりと、どこか愛嬌のある姿を見せてくれたのが良かったり。
良い意味でスキのあるイケメン、と言うキャラ立てがされつつあるような。
アークの戦いの裏で奮闘するリンとユピー。
ユピーの便利すぎるギミックが炸裂したことで、より華やかな絵面になりましたね。
商店街とカワミ重工の人々の応援を受けたかのように誕生したソリスアーマー。(皆さん早く逃げましょう!?と思わなくもありませんけれど)
威風堂々相手の攻撃を受け止めるソリスアーマー。
迫力がありつつも、思ったよりもアクションができる大きさのアーマーかな、と言う印象を受けました。今後の活躍も期待。
一発逆転のカギを作りつつ、必ずしもフィニッシャーにならないと言うのが変則的。
アークファイナライズをバッチリ立てつつ、印象的な活躍。
ラストは、リンのパーソナルな部分に触れつつ、爽やかなシメ。