ムソウノカキオキ

管理人の好きなこと(アニメ、特撮、オモチャetc)についてつらつらと語っていくブログです。色々遅いですが、よろしければコメントなどもお気軽にどうぞ

『仮面ライダーガッチャード』第29話簡単感想

 第29話『この村は泣いている』
 
 地上げ屋マルガムを退けた宝太郎たちの前に起こる怪事件。
 まさか、ホラーからミステリへジャンルが変わるとは……村の名前から予想しなかったと言えばウソになりますが。


 今回、ガッチャードが変身したのはプラチナガッチャード、スチームホッパーにアッパレスケボー。
 久々のアッパレスケボーは嬉しくもありますが、一時期のフォームチェンジラッシュの頃に比べると少し寂しいかも。
 とはいえ、プラチナガッチャードの必殺技を通して、今回登場してくれるケミーが力を貸してくれる!と言うカタルシスは序盤から変わらず貫かれているのが嬉しいですね。
 
 不可思議現象な経緯で生まれたキュウビマルガム。
 事情はあれど、無関係な人々を襲ったことには違いないので、悪意を持っていたことには違いないのでしょうね。
 プラチナガッチャードの対戦相手は、前回は2体、今回はこの特殊なキュウビマルガムと言うことで、最強フォームの印象が際立ちます。
 
 キュウビマルガムの幻影の前に奮起する蓮華。今回は彼女の人情家な面が光りますね。
 ラストでお祖母ちゃんをおんぶできずとも、手をつないで駆け出すシメも爽やか(荷物は忘れずに!)
 

 しかし、あらすじを追いかける分には特に関係の無い星野と加治木の二人が、エピソード的には欠かすことのできないくらいの存在感を発揮したというのがなんとも凄い話です。

 

 

 

『ニュージェネレーションスターズ第10話』簡単感想


 第10話「英雄たちの邂逅」

 マウンテンガリバーⅡ-V———では無い人に明かされたまさかの過去。
 その本当の名はエディオム。
 前シーズンに登場したキャラクターがまさかの再登場していたという真相。
 なるほど、確かに前シーズンと同じ番組『ニュージェネレーションスターズ』です。
 こちらでは便宜上マウンテンガリバーと呼んでいましたけれど、公式で頑なに名前を明かさないなぁと思っていたら、いやはや良いサプライズでした。
 ボディであるマウンテンガリバーⅡ-V自身については、『善きもの』として最大限の敬意が払われつつ、ザ・ライブでの本人に関しては絡めない(明かさない)と言う展開は良い落としどころだと思います。
 その説明の中で、しれっとユカ隊員がゼットの出身星のことを知るという事態に。
 罪、と言うワードに反応するのが、かつて危ういところにいたイグニスなのもポイントですね。
 とはいえ、エディオムの過去に対してとやかく言うことをしないあたり、ユカとイグニスの大人なポイント。

 総集編パートは多くのウルトラマンが登場しつつも、ウルトラ十勇士とデッカー&トリガーシリーズに絞った構成。
 エディオムのイケボによる解説にも力が入ります。ウルトラマン好きすぎか!?そうなんだろうな!!
 トリガーダークに変身できるというイグニスの自慢を交えつつ進行。
 そんな流れで触れられたヤプールの存在が次回のメインテーマになる、と実に巧みな構成。
 エディオムがユカの元へ訪れた理由は分からずじまい。
 どれほど合理的な存在でも、自分のことを完全に理解できるわけでも制御できるわけではない、と言うのはなんとも寓話的ですね。
 

 

 

 

『爆上戦隊ブンブンジャー』バクアゲ4 簡単感想

 『ヒーローを呼ぶ声』
 これまでの3話は『届け屋』と言うお仕事にウェイトを置いていたのに対し、『正義のミカタ』としてのブンブンジャーに力点を置かれた今回。
 これからは、『届け屋』と『正義の味方』の二つを両輪として展開していくのでしょうね。
 いきなり5人集結!といかずに作品世界の構築に話数をかけてくれるのは好印象。
 国際機関の一員である細武調さん、紆余曲折の末、民間人であるブンブンジャーに公的な『お墨付き』を与える立場になりましたね。
 クールキャラに初々しさがあるのはニチアサあるある……かと思いきや、最後の最後に崩してくるのが上手い。まあ、単なるクールキャラがカレーを3杯の4杯も食べるかと言うと……なわけですが。
 当初はタイヤ人間と妖怪じみた名前で呼ばれていたブンブンジャーも、名乗りをきっかけに名前が知られるように。
 ある意味、名乗り=自己紹介が大切と言う教訓的なメッセージなのかも。
 サンシーターも地球の皆様に自己紹介……もとい悪役らしく宣戦布告。戦隊悪役お約束なシーンではあるものの、どうにもコミカルなのが彼ららしい。
 戦闘シーンではブンブンハンドルが大活躍。ハンドルモード、戦闘でもこんなに使えるんですね。
 今回も等身大戦、ハイウェイ空間戦、ロボ戦と3ラウンド。合体前のメカにもしっかり見せ場を作ってくれるのは好感触。この3ラウンド製、なるべくなら続いて欲しいところですが、どうなることやら。
 巨大戦でも射士郎のサウナへのこだわりが明かされるなど、しっかりストーリーがある感じが良いですね。
 新たな面々をくわえ、賑やかになる爆上戦隊。次回は新ヒーロー登場!

 

 

 

『仮面ライダーガッチャード』第28話 簡単感想

 『ベロベロ怪奇!蓮華の里帰り』
 蓮華お姉さんのバックボーンに迫る怪事件。怪談話をするにはちょっと早い季節!?
 思えば、前回までの『グリオン編』(仮)では、ミナト先生やスパナと言った面々のバックボーンが掘り下げられていましたね。
 さらに蓮華の掘り下げ回がピンで来てくれるのは嬉しい限り。
 錆丸先輩がいないのは諸々の都合もあるのでしょうけれど、二人一組の印象が強い先輩ズの一人に敢えてフォーカスを当ててくれるというのも良いですね。錆丸先輩の実家回とかもあるのかしら?
 蓮華のお祖母ちゃん、民子さん。イマドキのおばあさんは腰がしっかりしていて、山の中まで矍鑠と歩いて元気だなぁ、と思ったら蓮華を荷物ごとおんぶするとは、とんでもない体力ですね。引きのシーンからはアクターさんかしら?
 ケミーの起こす怪事件に現れるスターシャイン星野とパンドラ加治木。
 加治木くんがパンドラ(女性名)を名乗っているところでもう面白い。(失礼)
 スターシャイン星野、ここまで胡散臭い霊能者なのに敵じゃないってことあるんですねえ。(ド失礼)
 映像上では人形ではあるものの、山の中であんな落ち方をしてなお4体のケミーを引き寄せるとは、いろいろな意味でバイタリティーがすごい。
 さらにプロップが作られたベロソルとケアリーが登場と言うことで、今回はケミーの大盤振る舞いですね。ベロソルはさておき、妖精のようなケアリーを人魂にしてしまうとは、柔軟な発想と言うか、剛腕な手法と言うか。
 ともあれ、ケミー捕獲どころでない話が続いていたところを、見事な巻き返しですね。
 二大ケミーとの初戦はコミカルなワチャワチャ戦闘。平成ライダーシリーズで高岩成二さんが得意とするところですね。本作では、意外とあまりなかったパターンかも。
 二大マルガムには宝石のような表現の変身バンクが美しいプラチナガッチャードで対抗。
 始終キレイ!優雅!な戦いぶりで、まるで宝太郎では無いかのよう(プラチナ失礼)。
 もとい、宝太郎の成長ぶりが感じられますね。
 しかし、九ツ村で騒ぎを起こしたアトロポスの狙いは一体……?

 

 

 

『ニュージェネレーションスターズ』第9話 簡単感想


 『怪奇!虫の音の夜』
 今回は地底甲獣ズグガン初登場回。少ない着ぐるみを大量に見せる工夫が光ります。
 ”怪奇”って、公式としてはオカルト回なのかしらん?
 ズグガンは妖怪と言うより野生動物に近い感じもありますが。
 『スターズ』はキャラ登場時にテロップが出るので、ズグガン初登場時に初見で感じた「なんじゃこりゃ!?」はちょっと薄れたかも?あまり怖くしてもナンではありますが。
 今回は単発回でありつつ、メカも良い感じに活躍する、と言う本シリーズのテーマとマッチしているのが良いですね。
 いつの間にか受信されるデータ、最新作である『ブレーザー』は、やはり特別な扱いなようです。
 しかし、それをマウンテンガリバーくん本人も知らないというのは少々不穏かも?

 

 

 

『爆上戦隊ブンブンジャー』3話簡単感想

 未来の届け屋初仕事。
 同時に、まだまだ距離感を掴み切れていない一同の不器用さが微笑ましい。
 今のところ、関係性の積み重ねが丁寧ですよね。
 ここからどんなチームになっていくのか、楽しみな限り。
 未来は直感的に自分の意図を察してくれた、と解釈した大也。
 思えば、彼の周りには射士郎や玄蕃、といった、大也が意図を語らずとも察してくれたり、先回りしてくれたりする人間が多いんですよね。
 キチンと言わないと分からない未来は、意外と彼の周りにはいなかったタイプなのかも。
 けれども、だからこそ未来を仲間として受け入れた大也の度量も光ります。
 ブンブンスーパーカーが動いているシーンはどうしても少ないですけれど、画面に出るだけで「移動した感」が出るのが良いですね。
 ブンブンクラシックの強化改造。毎回姿を現しているほかのブンブンカーが戦闘に出ないのは、まだ改造が終わっていない、と言うことなのでしょうね。
 トケイグルマーとブンブンジャーロボ二刀流の、まるでタイムレンジャーのような必殺技が、キチンと車関係の用語だったとは思いませんでした。
 ブンブンジャー5人目と予告されながら、毎回事件に巻き込まれるばかりかと見えた錠にも、変化が。
 「彼らはそう”名乗って”いました」とは、まさにその通り。
 謎の女性、細武調は何者か。そしてやっぱり彼女も変身するのか。と、言う気になる所で次回!

 

 

 

『仮面ライダーガッチャード』第27話簡単感想

 勝った!『ガッチャード』、完!……え、違う!?
 と思うほどの盛り上がりぶり。
 ドレッド新形態の大盤振る舞いに、
 窮地のマジェードの口から出るのが「一ノ瀬を支える!」なのが良いですよね。
 二人のバディ関係が強固なものになっているのを感じます。
 一方、敵討ちと言う危うい想いを燃え上がらせるヴァルバラド。ちょっとダークな方向に突っ走れるのはスパナの持ち味ですよね。
 
 冥黒の姉妹と先輩ズの対決。先輩ズやられちゃう!?と思いきやまさかの大健闘!すいません、彼らがここまで強くなっているとは、正直思ってませんでした。姉妹、強敵だからなぁ。まさかのズキュンパイア効果はコメディでもありつつ、意外な伏線として機能していた物語的な面白さも。
 遂に復帰するミナト先生。この流れで登場しないのはウソですよね。生徒たちの言葉を受けての最後のひと押しとして必要だったのは、同じ事件を体験している鏡花さんの言葉だった、と言う着地点は見事。鏡花さん、ちょっと淡白なタイプかと思いきや情味のあるところが活きてきてくれるとは。
 鏡花さんに助力したらしいラケシスはどうなるのやら。願わくば、また冥黒の3姉妹の仲睦まじい姿を観たいものです。
 
 グリオンは最後まで暴力と恐怖で他者を支配しようとするヤツでした。
 最終目標は世界を力づくで金色に静止させること。何も変わらない=永遠を求めるというのもステロタイプ的な錬金術師キャラらしいと言えるのかも。
 
 そんな目的は、宝太郎の手で「ちっぽけ」とバッサリ。即座に手を上げるグリオンは、思えば誰とも対等な立場でコミュニケーションを取ろうとしていませんでしたねえ。
 その写し鏡とばかりに、宝太郎とケミーの熱い言葉(コミュニケーション)がグリオンの計画を鮮やかに打ち壊す。
 最後の一押しとしてアイアンガッチャードが機能するのは、本話までの強化フォームとしての面目を最後まで保ってくれて良かったですね。
 
 ついに帰還したホッパー1と共に、プラチナガッチャードが完成。スチームホッパーにガッチャンコする組み合わせのパワーアップ版、と言うどストレートなパワーアップでありつつも、それ以上の興奮があるのは、ストーリーの力ですね。
 手足のアーマーが鏡面のように演出されるのが意外。
 
 打ち倒されたグリオンは暗黒の扉の向こうへ囚われる。彼が最後に浮かべた表情が恐怖だったというのはなんとも印象的。誰よりも恐怖を武器としていたグリオンがねえ……。
 そんなわけで、見事な大団円を迎えた『ガッチャード』
 ここまで行くと、次回から何やるの?とさえ思うところですが、大事なことが残っていました。
 そう、加治木くんの帰還!

 と、言う訳で次回はオモシロオカルト回!!