ムソウノカキオキ

管理人の好きなこと(アニメ、特撮、オモチャetc)についてつらつらと語っていくブログです。色々遅いですが、よろしければコメントなどもお気軽にどうぞ

『爆上戦隊ブンブンジャー』第6話簡単感想

バクアゲ6『シロとクロ』

 

 今回は改めて錠を紹介しつつ、メンバーとの関係性を深める展開に。
 一方、ハシリヤンにも動きが。

 斬込隊長・マッドレックス登場。
 ”悪童”的な雰囲気のサンシーターに対して、より年長の”不良”と言った趣で、油断ならない雰囲気を感じさせます。
 そんなマッドレックスと激突するブンレッド。
 初手で採石場まで吹き飛ばされる一撃を食らっているので、もう一度受けまいと、防御や回避をメインとしたテクニカルな立ち回り。
 対するマッドレックスは重い一撃で容赦なく追いつめる。
 アクションの中にもしっかりとストーリーが連続している感じ、やはり良いですね。
 
 そんなマッドレックスが生み出した苦魔獣、トイレグルマー。
 東映特撮は、直接的な下ネタはちょっと遠慮しているイメージがあったので、なんとも意外な選定。
 とはいえ、トイレの『綺麗にする』点をピックアップすることで、どうにか日曜朝に見られる怪人になっていたと思います……たぶん。
 ココで背中で攻撃を我武者羅に受けるブンブラックが印象的。奇しくも、テクニカルなブンレッドと対照的にも見えます。

 攻撃を受けたブンブラックに裏表がない、と言う実に戦隊らしい展開に加えて、”裏側”の熱血なテンションがバクアゲになるブンブルーの姿が。
 クールキャラがはっちゃけると凄じいのもまた、スーパー戦隊シリーズのお約束ですね。

 一方で、そんなブンブルーを中心として、見事なチームワークを見せた三人の安定感も魅力。
 レッドが強いのには違いないものの、他のメンバーもまた頼もしいスーパーヒーローである、と言う面をしっかりと見せてくれました。
 
 それにしても、梶原颯さん……と言うよりバンドウ・ヤスノブ隊員そのもの(にしか見えない人物)がゲスト出演するとは思いませんでした……
 今週のニチアサはコラボ祭だったのか……それにしてもニチアサとドアサを素知らぬ顔で飛び越えるとは思わないでしょう!?

 

 

 

『仮面ライダーガッチャード』第30話簡単感想

 第30話『ライバル参上!?ガッチャとジュリエット』

 ”ライバル参上”、このフレーズで戦闘方面のライバルではないのが本作らしい。

 そんなわけでこれまで、錬金アカデミーを巡る”放課後”の事件が中心となっていた『ガッチャード』。
 そんな中、新学期だ!部活だ!アオハルだ!と一気に学園要素を前面に押し出した一編。
 同時に、九堂りんねをスポットライトを当て―――揺さぶりにかかってもいます。
 転校生、九十九静奈。
 宝太郎にグイグイと迫る積極的な少女。宝太郎はともかく、彼を数少ない友人とするりんねにとっては気が気ではなく……。
 主人公を巡る恋愛要素をニチアサで押しだしていく展開は少し意外でもありますが、親しい友人との間に新しい友達が現れた、と言う男児にとっても理解しやすい文脈も含まれた話運びが良いですね。
 静奈の、ある意味で難儀なところは、彼女が決して悪人では無いことかもしれません。宝太郎とまた仲良くしたいとこそ思っているものの、周りに害意を持っているわけではない。
 もしかすると静奈のような相手との対峙は、『ルールを守る』と言う善悪の世界で生きてきたりんねには、初めての体験だったのかもしれません。

 演劇部の御厨くんのピンチを救うべく、『ロミオとジュリエット』を演じることとなる宝太郎たち。
 静奈とジュリエット役を取り合う加治木が微笑ましい。異性装の舞台と言うのも珍しくもありませんし、加治木ジュリエットもアリだったかも!?
 御厨くん渾身の『ロミオとジュリエット』の解説。2人は天国で結ばれる、と言う『人魚姫』のような解釈は子供向けトクサツとしては欠かせないところと言えるかもしれません。
 
 その裏で進むシリアスパート。
 冥黒の三姉妹それぞれでグリオンに対する感情の違いが見て取れるのが、すれ違いを強調します。
 クロトーの(色んな意味で)まさかの強襲。相手がどこにいるのか分かっているのなら真正面から挑むというのは確かに武闘派の彼女らしい。
 それにクロトーにしてみれば、錬金アカデミーが妹の安全を保証するとも思えないのも分かります。一方のラケシスは身の安全を確保したいと思いつつも、姉に対する情は捨てきれず……。仮面ライダーヴァルバラドとの戦闘後の、クロトーの慟哭が胸に刺さります。
 
 一方のアトロポス。お兄様たちに愛嬌を感じつつ、それが4人合わさることでプラチナガッチャードに迫る、と言う描写はパワーインフレに対する目配りを感じます。(こういうところが上手いんだよな、この番組!)

 揺れ動く感情を持て余すりんねに迫るアトロポスとマルガムの魔の手。
 格闘だけでなく、舌戦も苛烈。アトロポスの容赦のない言葉がりんねを追いつめ、ついには「父の仇」と言う言葉が突き刺さる。
 グリオンはまさに、彼女たちの生みの親。確かにその通りでもありつつ、父への思いが強いりんねに対してはこれ以上なく刺さるワードでもあります。
 予断を許さない状況で、待て次回!!
 
 ……それにしても、約2年前にニチアサにドンと出演されていた役者さんが、当時の雰囲気をたっぷり残したまま出演されるとは思いませんでしたね!

 

 

 

 

『爆上戦隊ブンブンジャー』第5話簡単感想

 バクアゲ5『警察屋はくじけない』

 取材が来ないことにご不満なサンシーター。
 住所不定の犯罪者では色々と仕方ない。
 イターシャが的を外したのを哂う二人。
 彼らの繋がりは悪ガキのそれなんですね。
 お互いが嫌いではないけれど、気遣いとかはしてあげられるような遠慮、あるいは優しさは無い。
 そんなだから笑顔で悪事を働ける、とも言えます。

 そんな流れで誕生したダーツグルマーは一見コミカルですが、人々に与える苦しみはホンモノ。
 ブンブンジャー達に対しても、卑怯卑劣な手段で追いつめる。
 ハシリヤンのコミカルさとあくどさが絶妙なバランスで描かれているのが良いですね。
 
 ピンチに陥るブンブンジャーを前に、格好良さも何もなく、我武者羅に立ち上がる阿久瀬錠。
 市民ヒーローであるブンブンジャーを守る!と市民を守る警察官である錠が奮起するのが良いですね。


 そんな彼を『警察屋』と称賛する大也。
 『頑張り屋』、のような、精神性に紐づいた表現ですね。
 メタな話をすると、今後警察官の業務をしていなくても、ハートが警察官なら錠は『警察屋』だよ、と言う話に出来るなとも思ったり。
 
 主題歌を流しての等身大戦に続き、ブンブンパトカーたちの大活躍。
 二人乗りのブンブンカーがある、と言うのも目からうろこ。
 ヤルカーにキッチリとダメージを与えるバーチャルトラップには、バーチャルってなに!?と驚き。


 ブンブンジャーロボポリスはビル街で横っ飛びで射撃、とオマージュ満点。
 銃口に火薬が使われているのが懐かしい表現ですね。
 
 見事ブンブンジャーに加入した錠に、人知れず表情を崩す細武さん。
 もうすっかり、ブンブンジャーのおやっさんポジションと言うか、親戚のおねーさん的な立ち位置に収まりましたね。
 
 次回は錠とシャーシロの関係を深掘り。関係性の構築に話数をかけてくれるのはやはり良い……と思いきや敵幹部と大也の一騎打ち!?
 昔の『戦隊』にもみられた『らしい』展開により、風雲急を告げます。
 

 

 

 

『仮面ライダーガッチャード』第29話簡単感想

 第29話『この村は泣いている』
 
 地上げ屋マルガムを退けた宝太郎たちの前に起こる怪事件。
 まさか、ホラーからミステリへジャンルが変わるとは……村の名前から予想しなかったと言えばウソになりますが。


 今回、ガッチャードが変身したのはプラチナガッチャード、スチームホッパーにアッパレスケボー。
 久々のアッパレスケボーは嬉しくもありますが、一時期のフォームチェンジラッシュの頃に比べると少し寂しいかも。
 とはいえ、プラチナガッチャードの必殺技を通して、今回登場してくれるケミーが力を貸してくれる!と言うカタルシスは序盤から変わらず貫かれているのが嬉しいですね。
 
 不可思議現象な経緯で生まれたキュウビマルガム。
 事情はあれど、無関係な人々を襲ったことには違いないので、悪意を持っていたことには違いないのでしょうね。
 プラチナガッチャードの対戦相手は、前回は2体、今回はこの特殊なキュウビマルガムと言うことで、最強フォームの印象が際立ちます。
 
 キュウビマルガムの幻影の前に奮起する蓮華。今回は彼女の人情家な面が光りますね。
 ラストでお祖母ちゃんをおんぶできずとも、手をつないで駆け出すシメも爽やか(荷物は忘れずに!)
 

 しかし、あらすじを追いかける分には特に関係の無い星野と加治木の二人が、エピソード的には欠かすことのできないくらいの存在感を発揮したというのがなんとも凄い話です。

 

 

 

『ニュージェネレーションスターズ第10話』簡単感想


 第10話「英雄たちの邂逅」

 マウンテンガリバーⅡ-V———では無い人に明かされたまさかの過去。
 その本当の名はエディオム。
 前シーズンに登場したキャラクターがまさかの再登場していたという真相。
 なるほど、確かに前シーズンと同じ番組『ニュージェネレーションスターズ』です。
 こちらでは便宜上マウンテンガリバーと呼んでいましたけれど、公式で頑なに名前を明かさないなぁと思っていたら、いやはや良いサプライズでした。
 ボディであるマウンテンガリバーⅡ-V自身については、『善きもの』として最大限の敬意が払われつつ、ザ・ライブでの本人に関しては絡めない(明かさない)と言う展開は良い落としどころだと思います。
 その説明の中で、しれっとユカ隊員がゼットの出身星のことを知るという事態に。
 罪、と言うワードに反応するのが、かつて危ういところにいたイグニスなのもポイントですね。
 とはいえ、エディオムの過去に対してとやかく言うことをしないあたり、ユカとイグニスの大人なポイント。

 総集編パートは多くのウルトラマンが登場しつつも、ウルトラ十勇士とデッカー&トリガーシリーズに絞った構成。
 エディオムのイケボによる解説にも力が入ります。ウルトラマン好きすぎか!?そうなんだろうな!!
 トリガーダークに変身できるというイグニスの自慢を交えつつ進行。
 そんな流れで触れられたヤプールの存在が次回のメインテーマになる、と実に巧みな構成。
 エディオムがユカの元へ訪れた理由は分からずじまい。
 どれほど合理的な存在でも、自分のことを完全に理解できるわけでも制御できるわけではない、と言うのはなんとも寓話的ですね。
 

 

 

 

『爆上戦隊ブンブンジャー』バクアゲ4 簡単感想

 『ヒーローを呼ぶ声』
 これまでの3話は『届け屋』と言うお仕事にウェイトを置いていたのに対し、『正義のミカタ』としてのブンブンジャーに力点を置かれた今回。
 これからは、『届け屋』と『正義の味方』の二つを両輪として展開していくのでしょうね。
 いきなり5人集結!といかずに作品世界の構築に話数をかけてくれるのは好印象。
 国際機関の一員である細武調さん、紆余曲折の末、民間人であるブンブンジャーに公的な『お墨付き』を与える立場になりましたね。
 クールキャラに初々しさがあるのはニチアサあるある……かと思いきや、最後の最後に崩してくるのが上手い。まあ、単なるクールキャラがカレーを3杯の4杯も食べるかと言うと……なわけですが。
 当初はタイヤ人間と妖怪じみた名前で呼ばれていたブンブンジャーも、名乗りをきっかけに名前が知られるように。
 ある意味、名乗り=自己紹介が大切と言う教訓的なメッセージなのかも。
 サンシーターも地球の皆様に自己紹介……もとい悪役らしく宣戦布告。戦隊悪役お約束なシーンではあるものの、どうにもコミカルなのが彼ららしい。
 戦闘シーンではブンブンハンドルが大活躍。ハンドルモード、戦闘でもこんなに使えるんですね。
 今回も等身大戦、ハイウェイ空間戦、ロボ戦と3ラウンド。合体前のメカにもしっかり見せ場を作ってくれるのは好感触。この3ラウンド製、なるべくなら続いて欲しいところですが、どうなることやら。
 巨大戦でも射士郎のサウナへのこだわりが明かされるなど、しっかりストーリーがある感じが良いですね。
 新たな面々をくわえ、賑やかになる爆上戦隊。次回は新ヒーロー登場!

 

 

 

『仮面ライダーガッチャード』第28話 簡単感想

 『ベロベロ怪奇!蓮華の里帰り』
 蓮華お姉さんのバックボーンに迫る怪事件。怪談話をするにはちょっと早い季節!?
 思えば、前回までの『グリオン編』(仮)では、ミナト先生やスパナと言った面々のバックボーンが掘り下げられていましたね。
 さらに蓮華の掘り下げ回がピンで来てくれるのは嬉しい限り。
 錆丸先輩がいないのは諸々の都合もあるのでしょうけれど、二人一組の印象が強い先輩ズの一人に敢えてフォーカスを当ててくれるというのも良いですね。錆丸先輩の実家回とかもあるのかしら?
 蓮華のお祖母ちゃん、民子さん。イマドキのおばあさんは腰がしっかりしていて、山の中まで矍鑠と歩いて元気だなぁ、と思ったら蓮華を荷物ごとおんぶするとは、とんでもない体力ですね。引きのシーンからはアクターさんかしら?
 ケミーの起こす怪事件に現れるスターシャイン星野とパンドラ加治木。
 加治木くんがパンドラ(女性名)を名乗っているところでもう面白い。(失礼)
 スターシャイン星野、ここまで胡散臭い霊能者なのに敵じゃないってことあるんですねえ。(ド失礼)
 映像上では人形ではあるものの、山の中であんな落ち方をしてなお4体のケミーを引き寄せるとは、いろいろな意味でバイタリティーがすごい。
 さらにプロップが作られたベロソルとケアリーが登場と言うことで、今回はケミーの大盤振る舞いですね。ベロソルはさておき、妖精のようなケアリーを人魂にしてしまうとは、柔軟な発想と言うか、剛腕な手法と言うか。
 ともあれ、ケミー捕獲どころでない話が続いていたところを、見事な巻き返しですね。
 二大ケミーとの初戦はコミカルなワチャワチャ戦闘。平成ライダーシリーズで高岩成二さんが得意とするところですね。本作では、意外とあまりなかったパターンかも。
 二大マルガムには宝石のような表現の変身バンクが美しいプラチナガッチャードで対抗。
 始終キレイ!優雅!な戦いぶりで、まるで宝太郎では無いかのよう(プラチナ失礼)。
 もとい、宝太郎の成長ぶりが感じられますね。
 しかし、九ツ村で騒ぎを起こしたアトロポスの狙いは一体……?