ムソウノカキオキ

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『仮面ライダーガッチャード』第41話簡単感想

 豪華ゲストだ、ダンスだ、グリオン復活だ!?と怒涛の展開。
 このボリュームは、まさに坂本浩一監督で無ければ30分に収められなかったかもしれません。
 
 前回の苦戦からどうなる!?と思いきや、アバンで見事な逆転劇。
 マジェードが「スキを作る」と言いつつも、必殺技でゴーレムに重めなダメージを与えているのもポイント。
 そこから(プラチナ)ガッチャードが見事ゴーレムを撃破し、ジェルマンを退ける。
 最強ライダーが出てなお、以前からいるキャラクターにも華を持たせてくれるのが、ファンとしては嬉しい。
 そのあとの、どこにでもいる加治木然り、この番組は「全キャラを好きになってもらうぞ!」と言う意気が素晴らしいですね。
 
 一方のスパナは黒い炎の力でパワークロトーを撃退。
 ラケシスともほのかな絆?ができたりして、彼は彼で自身のストーリーを進めているようです。
 まるで二号ライダーと言われたスパナは、順調にマコト兄ちゃんこと仮面ライダースペクターの系譜を歩んでいるようです。
 
 そんなわけで、人助けの旅をしている家出ニジゴン。
 レジェンドヒーロー(短い中にサービスたっぷり。ありがとうございます!)をお手伝いした後に出会ったのは、仮面ライダーgirlsもといダンサーの女性マイ。
 フレンドリーに話しかける謎生物ニジゴンに対して、「喋ってるし……」とやや引き気味なところから始まるのがリアル。
 自分よりもダンスが上手い人はたくさんいるから、と”普通”の生活に逃げ道を探そうとするのがナマっぽい。
 ダンスをはじめ、芸の世界は残酷なまでの実力社会、安定とは程遠いですものね。
 
 そんな彼女の解決の糸口を、力技、もとい歌とダンスでどうにかするニジゴン。
 今回、ゲストのお悩み解決フォーマットを取り入れながらもあっさり目、と言う感も無きにしもあらずですが、その代わりゲストさんの歌とダンスをしっかりと見せてくれるのが素敵。
 解決役のニジゴンは子供なので、難しいこと言えませんしね。
 
 この後、ミナト先生がみんなの記憶を消すんだろうな、と言うビターな味わいが、単なる「良い話」で終わらない雰囲気を醸し出します。
 
 そんな音楽フェスを守るため、それぞれのガッチャを貫くため、ジェルマンに立ち向かう仮面ライダーたち。
 彼らを応援すべく、ガッチャーブラザーズも大活躍。限られた出番の中でも、しっかりと”らしさ”を出していくのが良い。 
 死闘の末に、やべぇDV彼氏ことジェルマンを撃破する一同。

 ホッとしたタイミングで、皆さんにご心配をおかけした末弟ニジゴンにホッパー1師匠からお仕置きが入るのも良いバランス。
 
 りんねとの約束を破り、グリオン復活を果たしたアトロポス
 ヒーローとの約束を破るの、この手の番組としては一般的にかなりギリギリだとは思うのですが、アトロポスの場合、この子はこういう事をするだろう、と納得できるのが本作の良さ。
 思えば、アトロポスを「ただの子ども」として観れるところまで来たのが奇跡のようなものですし。
 
 再び金色の世界への野望を燃え上がらせ、アトロポスと共に去るグリオン。
 このとき、グリオン様がアトロポスへ穏やかに微笑みかけるものだから、どうにも嫌いになれないですね。