ムソウノカキオキ

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『ウルトラマンブレーザー』第7話簡単感想

 

 

 オープニングシーン。
 アンリ隊員の適度な体育会系後輩感がかわいらしい。
 相変わらず筋肉を見せるヤスノブ隊員のシーンは前回からの繋がりが感じられる一方、この後の展開を踏まえると、「早晩投入しなくちゃいけなくなるんだよなぁ、mod.2」と考えてしまったり。(苦笑)
 この後と言えば、横峰教授の話題で喰いつく副隊長が次回の伏線になっているのが実にスマート。

 今週は、私服シーンは残念ながらナシ。
 夏と言うことでインナーシャツ姿は見られましたが。
 しかし、それは隊長たちが今話ずっと仕事中と言う意識であったということ。
 たとえ、ゲント隊長が恩師である中峰教授と会っている時でさえも、です。
 「君も偉くなるわけだな」、と言われて「そう見えます?」SKaRDの制服を示すのは象徴的。
 「我々の日常が脅かされるなら、そうす”べき”です」と言うゲント隊長の言葉も、公人、防衛隊員としての言葉であることが、制服姿であることで端的に感じられます。
 改めて、制服と言う物の意義、心理的効果を考えさせられました。

 横峰万象教授、いかにも偏屈な研究者、と言った雰囲気が感じられます。
 実は今回の事件の黒幕でありつつも、ステロタイプ的な悪役然とした振る舞いが少ないのが印象的。
 偏屈をこじらせてしまった結果の行動であり、あくまでも隣にいそうな人間の域を逸脱していない。
 行動に対して、ぶっ飛んでいない感じ。
 腕輪から光弾を放った時には吹き飛ぶという戦い慣れしていない描写がある、と言うのもヴィラン的な立場にいるキャラクターとしては珍しい。
 そんな人が現人類の文明を滅ぼしかねないところに行くところに、怪獣の恐ろしさが感じられます。

 ニジカガチ、まさに自然そのものと言うべき怪獣。
 オープニングの台風軍団はコイツの仕業とは……。
 その能力行使の描写は実にリアル……と言うかナマっぽい。
 気圧の変化が頭痛をもたらし、アースガロンの装甲に雨が打ち付ける……。
 途方も無い能力だからこそ、眼前の隊員たちの変化が不気味さを引き立てます。
 同じ方向で、『大安売り』の旗がはためき、吹き飛ばされる様も、日常の脅威を端的に感じられました。
 頭部の開閉ギミックは先行して明らかになっていましたが、その前後で鳴き声にも変化があるのがオシャレ。
 兜に覆われていたときは声がくぐもっていたんですね。
 風鈴のような音色が混ざるのもギャップがあります。
 虹光線も強力ですが、シンプルに硬くて強い、と言うのも絶望感を加速させます。
 格闘戦ではあのブレーザーの攻撃をものともしない、と言う前代未聞の状況に。
 拳が当たっているのにものともしていない、と見えるのはアクターさんたちの熱演が光ります。

 ところで、前回あたりから、ゲント隊長の変身ポーズに腕を振りかぶるようなモーションが加わっていますね。
 よりヒーローらしいポーズ。
 当初の、ブレーザーに導かれるがまま、と言った風から、より主体的に変身できるようになったことが感じられます。

 横峰教授が、なんか80~90年代くらいのアニメにありそうなセリフを呟いたところで、次回へ続く!